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福井良之助《あじさいとカタツムリ》1962年、岩手県立美術館蔵 |
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福井良之助孔版画展が4日、盛岡市本宮の県立美術館で開幕した。孔版画127点、素描や下絵60点、油彩15点を展示している。
洋画家として知られる福井良之助(1923〜86年)は、戦後日本を代表する版画家の一人でもある。その版画は一貫して通称「ガリ版」として知られる「謄写版」を使ったもの。特殊な製版方法のため、同じ版で5部から10部しか刷れなかったという。
その多くは収集家により米国へ渡っているため、これまで日本で実際に作品を見る機会が極めて少なく、まとめて紹介される機会もなかった。孔版画を中心とした回顧展としては、今展が初めてとなる。
最初期の1955年の作品から、集中して制作された57年から65年までの約10年間の版画作品を出展。国際展の出品作品や、今回発見された未発表の素描や下絵約60点も展示されている。
福井は終戦、戦後の一時期、母親の古里一関市で過ごした。生活に窮する中で、画家への第一歩となる油彩「みちのくの冬」(県立美術館蔵)を制作した。今展では同作品のほか、初期の油彩画と、最晩年に至る15点の油彩も紹介している。
7月18日まで。午前10時から午後7時(入館は同6時半)まで。月曜日は休館。観覧料は一般800円、高校、大学生は500円、小、中学生は300円。
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