宮古市長選に立候補を予定している県議会盛岡選挙区の吉田洋治氏(政和会)の県議辞職の時期に注目が集まっている。吉田氏本人が意思を明らかにしていないため、26日告示の市長選に在職立候補して自動的に失職するという選択肢が現実味を帯びてきた。8月の盛岡さんさ踊りと盆の間隙を縫う形で、盛岡選挙区の補欠選挙になる可能性が高まっている。
当初は7日の県議会会派代表者会議までに吉田氏が進退を明らかにするとみられていたが、10日の議会運営委員会まで吉田氏の議席は残る見込み。このあとは20日の6月定例会前日議運というタイミングがあるが、各党の間では自動失職する道を選ぶという見方が強まっている。
吉田氏は5日、宮古市の事務所で取材に答え、進退の判断について「もう少し検討を要する」と答えている。
藤原良信議長は吉田氏の進退について「それは出ていない。議員の進退については出たときにさまざまな数値が変わるので、それを諮らねばならない。代表者会議を開いて議論する。当事者の考えがおありになると思うが、わたし自身は接触していない。出た時点のことだ。議会日程があるということは伝えてある。日程を十分に考えて対応してくれると思う」と話し、本人の判断を尊重した。
会派代表者会議に出席した政和会の田村誠代表代行は、吉田氏の進退について「本人の決断待ちで、今の段階ではいつと言うことはできない」と話した。
吉田氏は4月の市長選出馬表明以来、盛岡市から宮古市に活動の拠点を移した。一時は体調を崩したと伝えられたが、6月に入り宮古市で市長選の前哨戦を展開している。民主党県連は6日、吉田氏の推薦を決定し、自民党などのバックアップを受けた現職の熊坂義裕氏との一騎打ちの構図が固まっている。
吉田氏が辞職した翌日から数えて、盛岡選挙区は阿部静子氏(社民)の欠員と合わせて公選法の規定により50日以内に改選数2の補欠選挙が行われる。
自動失職を選択した場合、7月後半から8月中旬までの日曜日に選挙日を設定することになるが、選択肢は7月31日、8月7日、14日のいずれかになる。
補欠選挙には、阿部氏の後継に岩教組中央執行委員の小西和子氏が社民党推薦無所属で名乗りを上げているほか、自民党、民主党などが擁立を検討している。
|