2005年 6月 10日 (金) 

       

■ 〈美術〉エコールド・エヌ展 特別展示は日下信介さん

     
  日下信介さんの「北の海辺T」  
 
日下信介さんの「北の海辺T」
 
  第47回エコール・ド・エヌ盛岡展は13日まで、盛岡市の県民会館展示室で開かれている。今展は作家43人が絵画や立体造形、彫刻、映像の作品84点を出品した。

  毎回、一人の作家にスポットを当てる特別展示は今回、紫波町の日下信介さんとなった。日下さんはアクリルの80〜100号の絵画10点を出品した。北の海辺シリーズはうら寂しさを感じさせる浜の風景画。今は使われていないような作業小屋の作品と陸に上げられた小さな船の作品は彩度を抑えたくすんだ色で表現している。

  JU−RINシリーズとIMAGEシリーズは画面全体をパターン化させたような中に変化を生み出した抽象表現。JU−RINシリーズは同一系の色のグラデーションにより、樹冠で埋められる山肌を見るよう。

  招待作家は盛岡市の百瀬寿さん。毎回、県外作家を招待し、会員作家への刺激を喚起しているが、今回は久しぶりの県内作家。百瀬さんは初めてという。

  「NE.Aluminium,Silver,Gold and Gold」は182センチ四方の画面にアクリリック、箔(はく)、和紙などを張り付けた2002年の作品。画面には約180センチ四方の和紙などを縦9枚×横9枚、垂直水平に並べて張った。1枚1枚の持つ異なる表情は画面の中にグラデーションを作る。相関し合うことで画面に緊張感を生み出している。

  エコール・ド・エヌは1957年、岩手町で発会した美術集団。作家の所属や作品傾向を問わず、それぞれの信念に忠実に、自分の芸術を築き上げようとする人々の研さんの場を目標とした行動体。



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