県選挙管理委員会は15日、県議会盛岡選挙区の補欠選挙の日程を7月15日告示、24日投票と決めた。定数10のうち吉田洋治氏(政和会)と阿部静子氏(社民)の辞職に伴う2議席を改選する。現在までに自民党新人で市議会議員の高橋比奈子氏(47)、社民党推薦無所属新人で岩教組中央執行委員の小西和子氏(52)が出馬表明した。ほかに民主、共産の両党が候補擁立を、無所属の2人が立候補を検討している。告示まで1カ月を切り、今月下旬には選挙戦の構図が固まる見込み。短期決戦に向けて各党各陣営は走り出した。
自民党は無所属で起意を示していた高橋氏を14日、公認候補として迎えた。環境や子育ての政策を主眼に、党組織と高橋氏の活動を両輪にして盛岡選挙区3人目の議席確保を目指す。自民党県連の佐々木大和幹事長は「高橋さんと自民党の環境や福祉の政策の立場をともにして女性の立場から頑張ってもらいたい」と期待を寄せる。
阿部氏の後継議席の確保を目指す社民党は、今月初めに小西氏の無所属での立候補と推薦を発表し、前哨戦に先手を打った。連合岩手は15日、小西氏を推薦した。社民党県連合の伊沢昌弘幹事長は「推薦候補として阿部さんの議席を守るために必勝を目指す」と話す。17日は後援会結成総会を開き、党と労働界の幅広い結集を目指す。
民主党は盛岡選挙区4人目となる新人候補擁立を目指している。民主党県連の伊藤勢至幹事長は「達増代表をはじめ盛岡の3人の現職を中心に取り組んでいる」と話す。盛岡選挙区現職の佐々木博氏を中心に人選を急いでいる。
共産党は元共産党県議の横田綾二氏と高橋比奈子氏が親子であることから、横田票の自民党側への流出を警戒。独自候補擁立を検討している。共産党県委員会の斉藤信副委員長は高橋氏の自民党公認に対して「方向性がはっきり分かっていいのではないか」と話し、政策の差別化を図ったうえで対応する考えを示す。
公明党は主戦論は打ち出さず静観する構え。公明党県本部の小野寺好代表は、国政で連立を組む自民党の候補に対して「人物によって対応を考えたい」と話し、支持の可能性について含みを持たせる。
宮古市長選に立候補する吉田洋治氏の後継候補を擁立の可能性も注視されているが、政和会の田村誠代表は擁立の判断を含めて、「現在、協議中」と話し、慎重になっている。
保守系無所属では前回の県議選で落選し、自民党を離党した鈴木俊祐氏(64)と高橋金兵衛氏(58)の2人の元市議が、立候補の判断について後援会と相談している。
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