「あさかぜ」は最盛期には東京〜博多2往復、東京〜下関1往復の運転となった。しかし全区間新幹線と並行することや、全体的な寝台特急の利用減少もあり、本流の博多あさかぜは1994年廃止になった。1986年に食堂車の内装を変えたり、個室寝台を増やしたりしたグレードアップ編成を投入したのだが…。
残っていた下関行き「あさかぜ」も「さくら」とともに今年3月の改正で廃止となった。
「あさかぜ」は夜を徹して走り朝のさわやかな風とともに目的の駅に滑り込む。マークのデザインも風をイメージしたものだ。
さて「あさかぜ」には機関車にけん引される客車なのに、電車のように屋根にパンタグラフを載せたユニークな車両が編成、中ほどにあった。全区間電化区間を走行するので、架線から電気を取り込み、編成内で使う電圧に変換して給電していた、変わり種の客車があった。 (佐々木康宏) |