県議会議員盛岡選挙区補欠選挙(改選数2)は7月15日告示、24日に投票される。これまでに社民党推薦無所属新人で岩教組中央執行委員の小西和子氏(52)、自民党公認新人で盛岡市議の高橋比奈子氏(47)、民主党公認新人で歯科医の三浦陽子氏(53)が立候補を表明。独自候補擁立を目指していた共産党が28日、擁立見送りを発表したため、女性3人を中心にした対決の構図が固まった。今回の補欠選挙は宮古市長選に立候補した吉田洋治氏と健康上の理由で勇退を決めた阿部静子氏の欠員2議席を争い、各党とも国政選挙に準じる陣立てで少数激戦に臨む構え。全国的にも珍しい三つどもえの「マドンナ対決」に、男性候補が無所属で加わるかどうか。
小西氏は25日に盛岡市菜園1丁目に事務所を開設。連合岩手(佐々木敏男会長)の推薦を受けて労働票を固めながら、無所属候補として広範な支持の結集を図っている。
阿部氏の後継議席を守るため岩教組から立候補する。7月8日には岩手教育会館で総決起大会を開き、日教組中央からも激励に駆けつける予定。
推薦の社民党県連合の伊沢昌弘幹事長は「皆さんに呼びかけて小西さんについて訴えることが基本となる。小西さんが持つすべてを皆さんにご理解いただけるようにしたい」と述べ、選対本部長として幅広い陣立ての構築を図っている。
高橋氏は7月2日に盛岡市松尾町に事務所を開設する。自民党第1選挙区支部とともに国政選挙を視野に入れた戦いで党勢拡大を図る。高橋氏は市議として環境問題に取り組んできた立場から市民運動の政策的実現を目指して国政与党の立場を選んだ。父の横田綾二氏の支持者を含む地域票の結集にも期待を寄せる。
自民党県連の佐々木大和幹事長は「盛岡選挙区の二人の県議としっかり連携してもらい、1議席確保に向けて頑張ってもらいたい。県都の選挙なので岩手県全域の戦いでもある」と話し、自民党の主導権を奪回する戦いと位置づけている。
三浦氏は29日に地元の三本柳地区で後援会の設立総会を開き、7月3日に盛岡市中央通2丁目に事務所を開設する。故村上恵三自由党県議の地盤の都南地区を受け継ぎ、達増拓也代議士の後援会が全市的にカバーして、短期決戦での強みを生かす。県PTA連合会の活動を通じた人脈で教育界にも浸透する。
民主党県連の藤原良信幹事長は「みんなで取り組みについて協議し、三浦さんの必勝に向けて挙党態勢で臨んでいきたい」と話し、県議会での過半数確保に向けた重要な戦いと認識。会派3人目の女性議員の当選に向けてアピールする。
共産党は2年後の統一地方選を優先して28日、候補擁立を見送ることを発表した。無所属で立候補を検討していた元盛岡市議の高橋金兵衛氏と鈴木俊祐氏は、立候補届での事前説明会がある1日までに最終判断する意向だが、双方とも後援会からは賛否両論が寄せられており、少数激戦で参入が難しい情勢となってきた。
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