2005年 7月 4日 (月) 

       

■ 故郷からの贈り物 高橋まゆみさん人形展

 長野県在住の高橋まゆみさんの人形展「故郷からのおくりもの」(岩手朝日テレビ主催)が5日まで、盛岡市菜園1丁目の川徳7階ダイヤモンドホールで開かれている。約150点の人形が展示されている。
  会場入り口には農家のおじいさん、おばあさんたちが畑で収穫に精を出す様子を生き生きと表現。会場中央には昔ながらの民家と庭が設置され、縁側でスイカを食べる子供たちや、庭先に出て仲良く体操をする老夫婦などの人形が配されている。

  作品「花火」では神社の鳥居の前に座り、それぞれビールとかき氷を手に、空を見上げる老夫婦や、家の前にござを敷いて、蚊取り線香をたきながら鑑賞するおばあさんの姿などが切り取られている。

  そのほか、寝たきりの母親が、自分にもたれて寝入ってしまった娘の肩を優しくなでている様子や、こたつの中で語らう老夫婦、おぼつかない足取りで歩く孫を「ここまでおいで」と両手を広げて待つ祖母など、暮らしの中の温かい情景が訪れる人の目を楽しませている。

  高橋さんは豪雪の地と言われる長野県飯山市に嫁いで20年になるという。高橋さんは「節くれだったごつい手、苦楽を噛(か)みしめてきた深いしわ、赤子がなじんだまるい背/無償のやさしさを向けるまなざし/どうしようも無い老いとの行くすえ…この地の人達が自分に与えてくれる物は多い。その一つ一つに心の目を見開いて人形という形に出来ればと日々おもっています。人形に逢いに来てくれた方々がほんの少しでもやさしい気持ちになれたら幸いです」と言葉を寄せている。

  午前10時から午後7時半(最終日は同5時)まで。入場料は一般600円、高校、大学生は400円。中学生以下は無料。


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