2005年 7月 6日 (水)
■ 〈美術〉第31回盛岡彫刻シンポ 18人が競演
ギャラリー彩園子で開かれている盛岡彫刻シンポジウム企画展
第31回盛岡彫刻シンポジウムは4日から始まった。現在は16日まで、盛岡市上ノ橋町のギャラリー彩園子で企画展が開かれ、本県在住作家を主体に18人が彫刻作品を発表している。
出品者は岩手大学教育学部の学生を含め、一人は同大学出身で東京在住の作家。「あそびの造形展」と題し、遊び心の垣間見られる作品が集まった。
柳田陽一さんは少女の木彫「H−1」「H−2」の2体を出品。アニメーションのキャラクター的な風ぼうで、店先のディスプレーにもありそう。カラフルなペイントで目を引く。東京から参加した菊地誠さんの大理石を使った「孤独なサボテン」は、内部に明かりを組み込み一部を青色に浮かび上がらせる。
菅原睦さんの「ミエテイナイヒトV〜私とあなたの距離〜」は黒い石を使ってコンパクトカメラを彫った。三脚に据え付け、リアリティーを増幅させている。一場ゆう子さんの「胡桃(くるみ)」は木彫の大きなクルミをざるの中に置く。開いたクルミの中や周囲に本物のクルミを散りばめている。
藤原伸弥さんの「自分というもの」はさびた鉄管などを用いて人間の体に見たて、顔や右手を石彫で表現。中島香緒里さんの「みなも〜星降る夜」は大理石の作品。カットした石片を接着し、接合部に施した瑠璃(るり)色の絵の具が夜の神秘性を生み出している。
今回のシンポジウムではスローガンを新たに「人、環境、感じあう表現を求めて」とした。彫刻が新しい人、環境と出会うことで生み出される感動、驚きを大切にしていきたいという。
17日から8月19日までは、ワークショップ(作品制作)、8月21日から9月3日まではフィールドイベント(野外作品展)を計画している。
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