県議会議員盛岡選挙区補欠選挙(改選数2)は、15日の告示まで1週間となった。現在までに社民党推薦無所属で岩教組中央執行委員の小西和子氏(52)、自民党公認で盛岡市議の高橋比奈子氏(47)、民主党公認で歯科医の三浦陽子氏(53)、無所属で会社役員の芦名鉄雄氏(60)の新人4人が立候補を表明している。政党の支援を受ける女性3人の争いを中心に展開されるが、郵政国会が波乱含みになってきたため、解散の可能性も念頭に与野党対決は激しさを増しそうだ。24日に投開票される。
小西氏はきょう午後6時から盛岡市の岩手教育会館で総決起集会を開く。阿部静子氏の後継議席を目指し、後援会長には岩大名誉教授の高橋哲雄氏が就任した。阿部氏と小西氏の支持者の輪を結び、推薦団体の連合岩手(佐々木敏男会長)と平和環境県労組センターが労働票を取りまとめる。母体の岩教組、高教組などとともに、選対本部長の伊沢昌弘県議の自治労系の勢力が両輪となって活発に動いている。
高橋氏は10日、盛岡市茶畑の南部会館で励ます会を開き、告示に向けて気勢を上げる。県連会長の鈴木俊一代議士を選対本部長、第1選挙区支部長の及川敦氏を本部長代行に、政権与党の政策実現を訴える。環境問題や子育てなど市民運動の実績をもって無党派に浸透し、父横田綾二氏、おじの故村上恵三氏ら元県議の地縁で、党派を超えた票の掘り起こしを図る。盛岡選挙区で初の自民党の女性県議を目指す。
三浦氏は12日、盛岡市永井の都南文化会館で総決起大会を開く。地元三本柳から故村上恵三氏の都南地区の地盤を受け継いで県議会を目指す。県PTA連合会の活動を通じて培った教育界の人脈を生かすとともに、県連代表の達増拓也代議士を選対本部長に短期決戦の態勢を整える。達増票を背景に表明の出遅れ解消に総力を結集。東京都議選での党の躍進をバネに、政権交代の前哨戦として党営選挙で戦う。
芦名氏は5日、県庁で記者会見して立候補を正式表明した。女性3人の争いに一石を投じようと黒一点の戦い。過去2回の盛岡市長選に立候補し99年は約7千票、03年は約4千票を獲得しており、初めて県議選に挑む。民間感覚による県政など経済人としての政策を訴え、独自の運動を展開する。
このほか候補を擁立しない公明党県本部(小野寺好代表)が与党側で、共産党県委員会(水戸正男委員長)が野党側でいかに対応するかが選挙戦のファクターになりそうだ。宮古市長選に立候補して勇退した政和会の吉田洋治氏を支持する岩手友愛会(軽石義則会長)は7日、政策協定を前提に小西氏推薦を決めた。
無所属で立候補を検討していた元盛岡市議の鈴木俊祐氏(64)は6日、後援会役員会で協議し断念した。
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