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溝口昭彦さんと作品「Spindle−shaped」 |
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宮古市の溝口昭彦さんの個展が17日まで、盛岡市大通3丁目の盛岡クリスタル画廊で開かれている。1999年から今年までの作品20点が展示されている。
会場を大きく区切った空間を使い、インスタレーションを展開。写真などを張ったビニール製のシートを通して、自分で撮影した映像を白い壁面に映写。映像と写真が重なり合った重層構造を作り出している。
「ぼくたちは生きている間にいろいろなものを見ているが、しっかりと見ているようで見ていない。具体物でも頭の中にあるのは、あくまであいまいなイメージでしかない」という。同作品では断片やイメージをつなげることで、あいまいな世界を作り出し、人間の知覚の頼りなさを見る側に問い掛けている。
「小さなものを集めて大きなものを作りたい」という思いから、コットンパンツの切れ端とビニールを縫い合わせたキャンバスに、小さな缶バッチをたくさん使って紡錘形にした作品も制作。そのほか、小さな箱をたくさん組み合わせた作品なども出展している。
作品はすべて「Spindle−shaped(紡錘形)」と題されているように、平面でも立体でも、作品の中に必ず紡錘形が現れる。10年以上前から一貫して取り組んでいる形。さまざまな形状の中から選んだのは「例えば完全な球を描くときはコンパスが必要だが、紡錘形なら特別な道具を必要としない。不完全なものに興味があったから」という。一連の作品を通して「不完全なもの、弱いもので、ものづくりをしたい」と思っている。
午前11時から午後6時半(最終日は同5時)まで。火曜日は休廊。
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