2005年 7月 10日 (日) 

       

■ 〈美術〉病気に負けず 照井キサ子さんが絵手紙展

     
  照井キサ子さんの絵手紙作品  
 
照井キサ子さんの絵手紙作品
 
  花巻市の照井キサ子さんの絵てがみ展「明日もよろしく」が14日まで、盛岡市本宮4丁目のカフェ・クリンゲン・バウムで開かれている。約30点の作品が展示されている。

  長くリウマチを患っている照井さん。不自由な体でも、食事の用意など身の回りのことはほとんど自分で行ってきた。1日1枚は書くという絵手紙のモチーフは、庭に咲く花や、おかずにする魚や野菜など。日常生活を一生懸命送る中で生まれた絵と言葉は、見る側の心を温かくする作品ばかりだ。

  縦に使った画面に、大きくほうきの絵を描いた作品には「汚されても、汚されても、一生けんめい」と言葉。緑に色付くワラビの絵には「気持ちのいい春風に・のんびりと我がみちをゆく」と自身の思いを乗せる。

  タイトルにもなった作品は、タマネギとピーマン、トマトを鮮やかな色合いで表現。「五月のさわやかさにぴったりの新玉葱のサラダ・もう少しさわやかに・かつおのたたきにお疲れさまのビールうまい・さわやかに明日もよろしく」と呼び掛ける。

  20年以上になる一人暮らしを終えて、娘と一緒に生活することを決心した。「しんどいとも思ったが、楽しんでいた」という暮らしを変えるのにはとまどいもあるが「娘と暮らしてもわが道を行こう」と思う。

  寒くなると筆を握れなくなることが増え、特に文字を書くのが難しくなってきた。「自分の絵手紙はワンパターンなので、今年でやめようかとも思う」と弱音を吐く一方で「人が驚くような、違ったものも描きたい」と意欲もみせている。

  午前11時から午後9時まで。月曜日は定休。同市本宮4の20の6。電話番号は019−656−5606。

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