2005年 7月 13日 (水) 

       

■ 〈岩手競馬〉第1四半期は純利益20億円 計画を1億円下回る

     
   
 
定数10で組合の経営計画について審議した競馬議会
 
  定数増員後、初の県競馬組合議会が12日招集された。執行部から今年度の第1四半期(4月〜6月)の成績と組合改革計画の推進状況が示され、それによると、発売金額は約84億円で前年対比86・6%で計画対比94・6%と計画を下回り、コスト削減については目標額16億円に対して12億円の実現額にとどまっている。組合の経営再建計画で進めているテレトラック賃貸の契約内容について議員が開示を求めたが執行部は難色を示し、秘密会にして公開の範囲などが話し合われた。組合の経営状況などについては次回から具体的に協議する。議員ら特別職の給与を半分以下に引き下げることを議決した。正副議長が改選され、議長に渡辺幸貫県議(民主県民会議)、副議長に熊谷喜美男盛岡市議を選出した。前期と同じ顔ぶれ。

 議会は盛岡市神明町の競馬会館会議室で行われた。これまでの県議会2、水沢市議会1盛岡市議会1の計4人の定数から、県議会6、水沢市議会2、盛岡市議会2の計10人に定数を増員して初めて招集された。

  組合管理者の増田知事は11日までの実績を説明し「発売金額は98億1千万円で前年同期比87%と下回っているが、入場人員は77万5千人余で前年同期比97%と底辺人口拡大の点では予定通り推移している。四半期を終え若干目標値を下回っている状況から営業セクションを増員し体制を強化する」とあいさつした。

  第1四半期の損益は発売収入92億円の計画に対して84億円の実績。入場料など3億円を加えると売上合計95億円の計画に対して87億円の実績で8億円のマイナスとなった。

  発売減に伴う払戻金の6億円減、広域発売協力金の1億円減により、売り上げ原価は67億円。売り上げ純利益は20億円で計画の21億円に対してマイナス1億円となった。

  審議では安代、宮古、釜石の3つのテレトラックの民間委託について、工藤大輔氏、佐々木博氏、山本武司氏らが契約内容の開示を求めた。

  柴田哲副管理者は「契約内容は条件交渉の中でそれぞれ一律ではない。個別個々の状況に応じての相手との条件なので、個別に開示するには当たらない」と答えた。

  議員からはなお開示を求める声が上がり、増田知事は「今後のテレトラックの賃貸交渉についてそれぞれのトラックの状況が違う。相手方に他のトラックでこうなっていると言われるので開示は控えるべきだ」と答え、他のテレトラックの賃貸契約に配慮して全面的な開示は拒んだ。

  渡辺議長の提案で賃貸契約内容については秘密会で審議した。議会終了後、渡辺議長は「契約内容を開示してほしいと各議員から質問があり、当局側からは現在、他のテレトラックも交渉中なので詳しく言うと交渉の有利不利もあるということだった」と話し、秘密会となったことに理解を求めた。

  柴田哲副管理者は「相手方の守秘義務もあるので、わたしどもも勉強してできる範囲で知らしめるのを原則としてやる」と述べ、次回以降の議題とする考えを示した。

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