2005年 7月 14日 (木) 

       

■ 認知症防止に回想法が有効 盛岡歩こう会で佐渡院長が講演

     
  認知症について講演する佐渡豊さん  
 
認知症について講演する佐渡豊さん
 
  盛岡歩こう会(二ッ神千晴会長)の月例会が12日、盛岡市山岸4丁目の山岸地区活動センターで開かれた。岩手町の佐渡医院の佐渡豊院長が会場を訪れ、認知症について講演し、約40人の参加者が聞いた。

  認知症とは脳や身体の疾患を原因として、記憶、判断能力に障害が出て、普通の社会生活が送れなくなる状態のこと。症状は同じことを言ったり聞いたりする、ものの名前が出てこなくなった、薬の管理が自分でできない、最近だらしなくなったなど。

  65歳以上の13人に一人は認知症という。その約60%はアルツハイマー型で、残りの40%は脳血管などの病気が原因。物忘れには自覚があるが、認知症ではしばしば自覚がないという。

  「自覚があるかどうかがただの物忘れと見分ける一番の鍵」と説明した。

  脳は使えば使うほど機能が維持されるという。運動の持続、社会活動への参加、社会的、家族的な責任を持つこと。「よく見て、よく聞いて、よく考えて行動すること」と言う。

  薬物を使わない進行防止の方法としては、回想法を挙げた。朝食に何を食べたか、1カ月前に何をしたかなどを思い出すことは頭の中を活発にする。日ごろから思い出すくせを付けることが大切という。

  そのほか地図を持って歩くオリエンテーリングや、音楽、絵画に触れたり運動したりすることを勧めた。

  アルツハイマー病の患者には極端な偏食や過食、小食の人が多いという。野菜、果物、魚を取り、油、米穀類を控えることは認知症だけでなく、生活習慣病の予防にもなると話した。

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