2005年 8月 5日 (金) 

       

■ 社会的な視野広めよう 滝沢村の女性たちによる未来塾が勉強会

     
  うわのりんご園を会場に開かれた滝沢未来塾の第1回勉強会  
 
うわのりんご園を会場に開かれた滝沢未来塾の第1回勉強会
 
  滝沢村の住民有志による滝沢未来塾(大欠淳子代表)の第1回勉強会は1日、同村滝沢のうわのりんご園で開かれた。未来塾のメンバーを中心に約20人が参加した。県の担当者を招き北東北三県連携の現状について学習。地域との交流を大切にしながら、自分らしい農業を模索してきた上野カナエさんの講演にも耳を傾けた。

  未来塾のメンバーでもある上野さんは葛巻町から同村の農家に嫁いで40年。経済的に苦しい時期もあったが、持ち前の明るさとバイタリティーで、夫とともに地域の交流拠点ともなっている、うわのりんご園を築いた。昭和40年代には既に路上でのリンゴの無人販売に挑戦。安定した収入が得られる養豚にも取り組んだ。

  将来性を考え観光リンゴ園を本格始動したのは10年前。リンゴの木のオーナー制度やリンゴ狩りの受け入れなどを積極展開し、年間延べ2000人から3000人が訪れる場に育てた。

  「一生懸命だけが取り柄。他人から見たらみっともなかったり、余計なことをしてと思われるところがあったかもしれない」と上野さん。「お金はたくさんないほうがいい。なければ何とか工夫し、みんな必死に頑張る」と振り返る。現在は後継者として長男夫婦が経営に加わり、次世代の活躍にも期待をつなぐ。40年間の泣き笑いを現在の糧とする上野さんの生き方に、メンバーからは温かい拍手が送られた。

  講演後、村議会6月定例会を傍聴した結果について意見交換。今後も傍聴を続けるほか、他市町村の議会の見学なども取り入れ村政への関心を高めていくことを確認した。

  未来塾は住みよい村のために自ら行動しようと村内各地の女性団体や活動グループを母体に発足。熊坂伸子前助役が副代表を務める。会員は現在24人。

  塾庶務の野内令子さんは「まず村のことをよく知りましょうという会。議会傍聴や他団体との交流など臨機応変に取り組みながら方向性を見いだしていければ。お互いに学んだことを共有し、深めながら、少しずつステップアップしていきたい」と話している。

  例会は原則として毎月1日。メンバーが交代でスピーチする機会も設け、これまで得てきたことを互いに交換していきたいという。

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