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「Integral・series―H」 |
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花巻市の小笠原卓雄さんの個展「Integral・series−H」が12日まで、盛岡市上ノ橋町のギャラリー彩園子Tで開かれている。会場全体を使ったインスタレーション作品が展示されている。
会場いっぱいに、金属のフレームで作られた円すい形が並ぶ。それぞれの中に光源を配し、全体を白い綿布で覆っている。その上を横断できるように、高さ約80センチの金属製の歩道を設置。会場の照明はつけておき、布の下の光源との間に生じる光の面をとらえようとしている。
今作品は「光の地面を見る装置」という小笠原さん。普通、光は下から見上げるものだが、今作品では上から見下ろすことで、光の中にいるという不思議な感覚を味わうことができる。自分が動くことで視点も変わるため、見る側はただ光を受け止めるだけではなく、体験することができる。
人がものを見るときに利用している、色や光を何で表現するか。それを突き詰めていくうちに、波に到達した。波を音に置き換えたりと、あれこれ取り組んでいるうちに「光そのものを見よう」という考えに至ったという。
光は空中では見えないが、ものを置くことで認識できる。そこから、光源に布を被せるシリーズが生まれ、この1年間、さまざまなアプローチで取り組んできた。
最近は作品を見せることのほかに、見ることで人が何を感じるかということにも興味を持っているという。今作品も視点の変化が、人の感じ方に与える影響を測る実験装置のようなものと位置付けている。
午前10時から午後7時(最終日は同6時)まで。日曜は休廊。
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