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第16回全国高総文祭優秀校東京公演への出場を前に練習に励む盛岡第二高校箏曲部のメンバー |
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盛岡市上ノ橋町の盛岡第二高校(高橋忠孝校長、生徒726人)の箏曲部がこのほど、青森県で行われた第29回全国高総文祭の日本音楽部門で文化庁長官賞を受賞した。1位の文部科学大臣奨励賞に続く、2位から4位に当たる賞。同校は27、28日の両日、東京の国立劇場で開かれる第16回全国高総文祭優秀校東京公演への出場権を獲得し、本番に向けて練習に力を入れている。
今回演奏した「IN MEMORIAM AENEAS」は、仙台市の作曲家木村正巳さんに委嘱した曲。ローマの詩人ウェルキリウスの叙事詩「アエネーイス」に題材を取っている。
作曲に当たり、木村さんが留意したことは「箏合奏という形態を通して高校生の方々とどんな形で感性を共有できるか」ということ。生活も音感も西洋化された現代の、民族としてのアイデンティティーの在り方。そのはざまで悩んだ末に「アエネイアスを題材とした今日的日本人の音楽を書きたい」と、本作品が生まれたという。
昨年12月に出来上がった同曲は、音を伸ばすために弦をかき鳴らすトレモロが多用されたり、速い指の動きが要求されたりと難易度の高いもの。2、3年生24人は技術の習得に苦労しながらも「やるからにはトップを目指したい」と苦しい練習を積んできた。
本番では「緊張して手の力が思うように入らないところもあったし、テンポが少し速くなってしまった」という花上綾香部長。しかし全員が気持ちを込めて弾いた演奏は、会場に大きな拍手とどよめきをもたらした。
1位は奈良県の天理高校の雅楽が受賞したが、会場を訪れた人から「箏曲の中では一番だった」と言われた。生徒たちは「苦労したかいがあった」と実感。花上部長は「今までの練習の成果を全部出し切ることができた。聴いてくれた人にも伝わったので、順位は1位ではなかったが、良かったと思う」と話す。
指導に当たっている黒澤和雄さん、千賀子さんは「音楽づくりの過程で、作曲者の木村さんと自分たちの意向からいろいろな注文を出したが、生徒たちは一生懸命応えてくれた。ほかの学校とは違う、まったく新しい箏曲を作ったのではないか」と自負している。
東京公演には28日に出演する。花上部長は「気持ちを切り替えて、この前の大会でできなかったところを一生懸命練習したい。今回は順位が付かないので、この前よりも伸び伸びと演奏したい」と話していた。
同部は1984年に創部。90年からの全国高総文祭優秀校東京公演には12回目の出演。93年からの順位制では、文部科学大臣奨励賞、文化庁長官賞をそれぞれ5回ずつ、優良賞を2回受賞している。
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