2005年 8月 10日 (水)
■ 平和の尊さ考える 高松の池の記念像前でつどい
高松の池・平和記念像に折り鶴が掛けられた平和のつどい
平和記念像「望み」の建立10周年を記念し、2005年平和のつどい(いわて生協主催)が9日、盛岡市高松の高松の池・同記念像前で開かれた。60年前に長崎に原爆が投下されたこの日、市民約100人が参加し、平和の尊さを考えた。
この集いは、県民の募金で同記念像が建立された1995年から、毎年この時期に開かれている。
高松亭で開かれた開会式で、実行委員長の遠山あゆ子さん(広島県出身)は「10年前は、一組合員として募金をしたが、同じ日本でも原爆に対する意識の違いを感じることも多かった。今はともに平和を願い、核兵器は要らないと叫び続けるエネルギーをこの集いで蓄えていきたい」とあいさつした。
県原爆被害者団体協議会常任理事の菊池馨さんが、児童生徒の前で戦争体験を語った。原爆投下から2日後に広島に入った菊池さんは、国鉄時代に負ったけがで6年余り入院。
治療がなかなか進まず特異体質といわれ、通院・リハビリを含めると8年6カ月もかかったという。
「今思えば目に見えない放射能の後遺症。被爆を体験したわたしたちが語り残して、二度と被爆者をつくらないようにしなければ」と話した。
同生協の組合員が参加した「ピースアクションinヒロシマ」の報告も行われた。
平和記念像には、盛岡市の吉野由起さん(10)と遠山桜ちゃん(4)の手で、市民が平和を願って寄せた折り鶴が掛けられた。
像の前では、原爆に関するパネル展示や平和クイズコーナー、昔あそびコーナーも設けられ、大勢の家族連れらが訪れた。
盛岡女子高3年の松本奈央さんは「広島に修学旅行に行く前、インターネットなどで原爆について調べた。自分たちにできることはこれから戦争が起きないよう、その恐ろしさについて考えたり、みんなで話していくことだと思う」と話していた。
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