2005年 8月 11日 (木) 

       

■ 〈経済〉創意工夫で戦う居酒屋店 ヘルシーさ売る「黄金の魚大通店」

     
  平日は午後5時から深夜2時まで営業の黄金の魚大通店  
  平日は午後5時から深夜2時まで営業の黄金の魚大通店  
  居酒屋店経営の山の屋(植村英二社長、盛岡市長田町)は7月下旬、同市大通1丁目に5店目の「黄金の魚大通店」を開店した。新鮮な魚や煮野菜類のメニューとサービスに力を入れており、宴会利用も増加し順調な滑り出し。県外の大手居酒屋チェーンの進出が相次ぐ北東北最大の大激戦区。地場企業として巻き返す。

  新店舗は、きのえね本店前のコア石川ビルの2階。約160平方メートルで、客席数は100。新鮮な刺し身や焼き物類に、煮野菜、地酒、ビール、焼酎などをラインアップ。

  昨年は8月、南大通1丁目に中ノ橋店を開店しており、大通店も含め順調。いずれも新鮮、安心、おいしさ、ヘルシーなどを取り入れた新タイプの店舗。洋風なデザインと和風を融合させた。

  メニューには、いかソーメンや本まぐろのリブステーキ、マグロなどの刺し身などのほか、マンボウやトビウオ、スズキ、チョウザメなど他店にない珍しい魚が多い。お通しには、煮野菜もあり、選べるシステム。早朝に市場で仕入れし他店にない魚類を買い求めている。

  同社では、サントリー事業部から協力も得て、独自な店舗展開をしている。店内デザインやレイアウト、皿などもアドバイス。ビールはサントリーだが、地酒や焼酎は独自ルート。

  大通には、この1、2年の間、県外の大手外食チェーン店が軒並み進出。大手同士や地場の居酒屋も含めて生き残り合戦が行われている。

  盛田カバン本店跡にも、大手外食居酒屋、庄屋が近々開店する。2丁目のグローバルダイニングも大通に2店目を検討。

  地場ではサンビル前の山田屋ビル跡に網玄が入る。植村社長(42)は「居酒屋は大競争と淘汰(とうた)の時代。従来の地場の居酒屋は生き残れない。大手の資本力、メニュー開発力、店舗運営力のどれもが上。市内の客は目と口が肥えており、大手チェーンでの飲み食いも多い。パイは一定で既存の地場は食われている」と厳しさを隠さない。

  そのうえで価格競争や大手同士の戦いに巻き込まれない対応を模索。社長自身が市場で仕入れ従業員教育にも携わる。最近のヘルシー志向に対し煮野菜をメニューに加えている。青汁酎ハイなどアルコールでもヘルシー志向を展開する。

  黄金の魚大通店の営業時間は、平日午後5時から深夜2時。金曜・土曜・休日前は午後5時から深夜3時。日曜・祝日は午後5時から同11時。電話は629−3699。

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