■ 北東北を一体的に売り込む 3県の経済同友会が合同で促進会議
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9日開かれた北東北の一体的観光促進会議 |
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北東北3県の経済同友会による北東北の一体的観光促進会議が9日、盛岡市盛岡駅前通のホテルメトロポリタン盛岡で開かれた。各経済同友会の観光委員ら20人が出席、3県の官民が取り組むべき一体的観光促進のための施策について提言をまとめることになった。
同会議の幹事は岩手経済同友会観光産業推進委員会(石井三郎委員長)が務めている。昨年末から2回、北東北3県一体となった観光振興に向け具体的な議論を展開、今回の会議で提言をまとめることで大筋合意した。
これまでの議論では、縄文街道などの観光ルートの開発と回遊性の確保、日本の原風景としてのアピール、ビジット・ジャパン・キャンペーンの有効活用などが挙がり、2次交通アクセス、冬場観光、知名度向上などが課題に掲げられた。
この日の会議では、まず青森経済同友会の中野轍自郎代表幹事が発言した。3県自治体、観光協会などによる北東北3県観光立県推進協議会に対して「事務局の持ち回り態勢のせいか、その存在や活動がほとんど知られない。本気で取り組む必要があるのでは。もう少し民間企業が入る必要がある」と発言。
そのうえで「観光産業の地元経済への波及効果は大きい。青森県だけで1400億円。農業生産額に匹敵するほど。提言ではこの重要さを各県民に知らせるべき」と観光の重要性を広く県民にPRすべきと述べた。
秋田経済同友会の那波宗久副代表幹事は「3県に共通のキーワードは文化、風景、暮らし、もてなしの心。この4つのキーワードを基に3県で特色ある風景や名水などを列挙し、3県でパンフレットにしてはどうか」と具体的な形を挙げた。
同会の伊藤満幹事は「3県の名産や知名度の高いものや祭りを1カ所に集めることはどうか。常設が難しければ、博覧会方式も。一体的観光促進になるはず」と話した。
岩手経済同友会の岩根哲哉常任幹事は「観光産業は公害を出さないクリーンな産業。交流人口をいかに増やすかが課題。JRの協力は必要。観光ルートだが天台ルートはぜひ。奥州藤原の観光ルートも」と北東北の歴史観光ルートの開発を強調した。
同会の小西隆昭常任幹事は「3県共通のキーワードや理念を整理してマスコミを通じて行政や民間企業、市民に発信することが大切。団塊の世代に来てもらうようなことも。2次交通や冬場の観光問題も大きいが、3県の観光を無理矢理まとめることは早計」と慎重な対応も求めた。
石井委員長は「JRの協力は当然必要。街道を掘り起こし結び付ければ回遊性が高まる。これまでの意見から、一体的観光促進のために何ができるか考え、提言に盛り込んでいければ」と言及。今後、提言内容などを整理し同会議を開催した上で提言に向けた活動を進める。
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