2005年 8月 13日 (土) 

       

■ JFL昇格へ「請負人」 グルージャ盛岡に斉藤乙選手

     
  武藤監督と握手する斉藤乙選手(左)  
 
武藤監督と握手する斉藤乙選手(左)
 
  東北1部リーグ、グルージャ盛岡へ7月26日に選手登録された盛岡市出身、斉藤乙選手(29)の入団会見が12日、県庁で行われた。J2水戸ホーリホックから12月までのレンタル移籍。暫定2位でJFLをかけた正念場の残り4戦。斉藤にはプレーとメンタル両面でのチームけん引が期待される。

  天皇杯の準決勝、決勝、リーグ戦の残り4試合という大事な時期にグルージャが補強したのは地元出身選手。斉藤選手は学生時代から中盤を務め、1・5列前からスペースへの飛び出しやサイドからの突破で得点にからむとともに、トップ下ではゲームを作る。ボディーコンタクトの強いドイツでプレーした経験、豊富な運動量とアグレッシブなプレーで攻守に貢献する。

  斉藤選手は「十数年ぶりに地元に帰ってきたが、地元に恩返ししたい。自分のすべてをかけてグルージャのため、ファン、サポーターのため頑張りたい」と語る。今シーズンは右足の故障に苦しみ試合に出ていない。しかし「回復してきたので水戸でできなかったぶんも出せればと思う」と、出場に意欲をみせる。

  盛岡に来てから練習試合で試合勘を取り戻しつつあり「前線で動き回って点にからんでいくのが仕事」と、トップ下での出場を目指す。若いチームにあって、斉藤選手はドイツ経験も持ち年齢的にもベテラン、中堅どころ。今年、水戸では選手会長を任されていた。「JFL昇格に貢献することが第一だが、年齢的にも上なのでチームを引っ張っていきたい」と言う。

  武藤監督は「皆、競争なので来てすぐ使う保証はないと本人にも言っている。うちにないプレーをする選手。高いレベルのチームとの試合で、ダイレクトやツー・タッチ以下でのプレーやキープのなかなかできない選手が多い中、彼はそれができる。戦術面でも自分のアイデアを持っている。プレーとともに人間性も評価でき、生かしてもらいたい」と話している。

  チームの次戦は21日、遠野高との天皇杯準決勝。リーグ戦は9月25日となっている。
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  【斉藤乙】(さいとう・きのと) 170センチ、64キロ。盛岡市立河南中卒。神奈川県立菅高校進学、立正大学卒。読売ユースでは94年度全国クラブユース選手権優勝、99年度は関東大学選手権で優勝。大学卒業後ドイツで3年間、グリュンバルトなどでプレーし2度優秀選手に選出された。05年、水戸に入団。

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