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ゲオルグ・シュトルム神父の追悼集をまとめた黒澤勉教授
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2004年7月に亡くなった二戸カトリック教会のゲオルグ・シュトルム神父(享年89歳)をしのび、神父に30年来師事した岩手医科大学教養部の黒澤勉教授が「ロザリオ堂の歌ごえ−ゲオルグ・シュトルム神父を偲(しの)ぶ」を発刊した。シュトルム神父と画文集をまとめた国香よう子さん(二戸市)、同教会に通った高橋章浩さん(盛岡市)らが追悼文を寄せている。シュトルム神父の語録も収録されており、「名声を求めず、つつましい生活を送った方だったが、岩手の財産として多くの方に知ってもらいたい」と黒澤教授は話す。
シュトルム神父はスイス・シュイーツ県生まれ。宣教師として中国に渡り、1952年に来日。59年に二戸カトリック教会主任司祭。本県の畜産指導に力を注いだほか、二戸市内で20年以上にわたって植樹を続けた。農民文化賞(2000年)、岩手日報文化賞(02年)を受賞している。
追悼集には、シュトルム神父の作曲したバイブルソングスや二戸の民家、生活を描いたスケッチも収録した。
黒澤教授が聞き書きした語録も興味深い。「日本人」について「精神が狭い。社会から離れられない。個人としての自由がない。社会の束縛から解放された日本人は自由になると優れた力を発揮します」など、地域に根差しながらも周りを冷静に見つめている。
黒澤教授は「精神的な深さがあり博学で、清貧の生活を徹底した人だった。26歳のときからお世話になり、恩返しのつもりで発刊した。今の日本人が忘れているもの、求めているものがあると思う」と話していた。
追悼集は一周忌のミサで配られたが、希望者には1000円で分けている。A5判、154ページ、橋本印刷。
問い合わせは岩手医科大教養部、文学研究室(電話651−5110代表)まで。
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