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冠水した北大橋(15日午前6時すぎ、白崎英旦市消防団第15分団長撮影) |
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14日夜から15日早朝にかけて内陸北部では局地的に激しい雨に見舞われ、盛岡市では午前5時から8時までの3時間に83ミリの猛烈な雨を観測した。この雨で県管理河川の木賊川から水があふれ出し、国道4号北大橋、同市上堂のJR高架下の市道が冠水して一時通行止めになるなど、各地に被害をもたらした。盛岡市のまとめによると、住宅など床上浸水が7棟、同市と滝沢村で床下浸水が13棟にのぼった。午前中に雨は収まったが、盆の真っ最中に防災関係者が対応に追われた。
盛岡地方気象台によると、日本海にある低気圧に南からの温かい湿った空気が入り込み、上空の寒気を伴った気圧の谷の通過で大気が不安定な状態となった。このため県内陸部では雷を伴う激しい雨が一時降った。盛岡地域などに大雨、雷、洪水の各注意報が出された。
盛岡では午前5時台に28・5ミリ、6時台に30ミリの激しい雨を記録。7時台も24・5ミリと3時間で局地的に強く降った。雫石は同5時台の24ミリがピークだった。14日午後3時からの降り始めから15日正午までの雨量は盛岡が111ミリ、雫石が98ミリだった。
雨は次第に南東に進み、県南部や沿岸では同日夕方まで断続的に降り続けた。
同日は盆を帰省先で過ごした家族のUターン・ラッシュと重なった。JRでは山田線の盛岡〜宮古間で一部で運休や運転を見合わせた。岩泉線も一部運休した。東北新幹線には影響がなく、Uターンのピークとなる16日を迎える。
日本道路公団盛岡管理事務所によると、東北自動車道は一時雨のため上下線で速度規制が行われた。15日正午の1時間に盛岡インターチェンジで一時的に混雑した。下り線の紫波〜盛岡間は平日の2倍程度の交通量で推移した。
盛岡市内の北上川に架かる北大橋では15日午前6時ごろから、上堂交差点付近の国道4号と並行して流れる木賊川から水があふれ出し、ホームセンター付近から下流へ急速に水がたまり冠水した。普通乗用車の車体がほとんど見えなくなるほどの水深になり、7時20分に道路が閉鎖。8時6分に解除された。
同じ木賊川からあふれた水で上堂2、4丁目、青山3丁目にまたがるJR高架下の市道も冠水。午前5時ごろから車道が水浸しになり、歩道と区別がつかないまでになった。最も深いところで水深約2メートル。午前6時に閉鎖され、開通したのは11時3分だった。
市道路管理課、消防、消防団がポンプ車などで水をくみ上げ、別の場所に排水する作業にとりかかった。水の引いた後には、大量の土砂が残り、消防団員らがスコップで撤去していた。
02年7月の台風では木賊川が決壊して冠水。今回は対策を講じられた場所とは別の個所から水があふれたようだ。及川大道路管理課長は「その時より短時間に降る雨量が多かったのではないか」と話していた。
上田2丁目、みたけ5、6丁目でも道路の冠水があった。
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