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石川美奈子さんの「線としての文字、意味としての文字:00508、岩手県公会堂」 |
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岩手県公会堂アートショウが21日まで、同会場で開かれている。同実行委員会(宇夫方康夫委員長)が主催。会場内の各スペースを使って、9人の作家がインスタレーションや彫刻などを展示している。
石川美奈子さんは1部屋を使用して、インスタレーション「線としての文字、意味としての文字:00508、岩手県公会堂」を展示した。会場全体に白いシートを組み合わせた壁がつくられ、それぞれのシートにはボンドで公会堂建設当時の手書きの平面図や新聞広告などが書き記されている。会場の長い歴史の記憶が集められている。
岡田卓也さんは一番大きな会場を使って、タケを使ったインスタレーション「集合・集積・拡散2005」を出展。日本的な慣れ親しんだ素材を使い、竹垣を作るときなどの、伝統的な結び方を使用。「長いタケを配することは1本の線を描くような、デッサンのような感覚だった」という岡田さん。素材感を楽しみながら制作した。
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岡田卓也さんの「集合・集積・拡散2005」 |
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ケイト・トムソンさんは県立産業技術短期大学校建築科の学生4人とのコラボレーション作品「迷路プロジェクト」を出展。フレーム(枠)のようなトムソンさんの石彫作品からヒントを得て、学生と一緒にアイデアを出し合いながら完成させた。
迷路は建築用材を使った枠を配置して形成。それぞれの枠には日本語、韓国語、英語、イスラム語の新聞の断片をコラージュ。迷路を進むとミラーフィルムを張った3つの枠にたどり着く。そこではトムソンさんの大理石の彫刻が、発光ダイオードの光を放ちながら迎えてくれる。
トムソンさんは「学生たちは建築を勉強しているので、まず図面から入るが、自分は実際に材料に触れながらつくっていくタイプ。正反対の考え方からつくっていくプロセスが面白かった」と感想。
佐藤一枝さんは「無題2005」と題したインスタレーションを出展。積み上げたれんがの間に金網を挟み、さびた鉄の帯を垂直に配した。会場の「厳然たる存在感」を意識しながらも委縮することなく、自身のイメージを大事にして制作した。
佐藤さんは「バラエティーに富んだ作家が集まり、それぞれが公会堂という建物から、感じ取ったものを作品にしている。仕切りのないワンフロアーですべてを展示したら騒がしいと思うが、各部屋という空間があったからこそできた展示。公会堂のキャパシティーの広さを感じた。自分も参加できてよかった」と話していた。
午前10時から午後9時まで。
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