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とげを施した「自画像」と向き合う阿部自さん(スタジオ・ロジコ) |
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盛岡市の画廊スタッフ阿部自(みずか)さんの個展[品anが、盛岡市内2会場で3日まで開かれている。「とげとげしたものに引かれて」と、携帯電話も自転車もライターも、すべてとげづくし。来場者の話題を集めている。
展示作品は、合わせて31点。菜園1丁目のスタジオ・ロジコに展示されている「自画像」「画鋲(がびょう)」の2作品は、友人が描いた自身の肖像にとげを施した。頭部で増殖したとげは、画布を飛び出して壁面にまで広がっている。
とげは、コンクリート用のボントにアクリル絵の具、ニスなどを混ぜて形成。画びょうも一つ一つくるんで作っている。
菜園2丁目のギャラリー・ラヴィには、知人から譲り受けた子供用自転車、シャンプーの空ボトル、カメラなどをとげで覆ってしまった作品もある。化石のようにそこで時間が止まっているが、食べかけのカップラーメンなど進行形の作品もあって面白い。
阿部さんの個展は2年ぶり、6回目。「とにかくとげを付けたかった。精神が安定している今だからこそ、今の自分に欠けているものを表現したかった。作品が作れるのかという焦りもあったが、作り始めたら面白くなった」と話していた。
ギャラリー・ラヴィ(電話653−0431)は午前11時から午後6時まで、スタジオ・ロジコは正午から午後6時まで。問い合わせは、ギャラリー・ラヴィまで。
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