谷藤裕明盛岡市長は2日、就任から丸2年が経過し、任期の折り返しに当たって所感を述べた。公約に掲げた▽行財政構造改革▽市町村合併▽盛岡ブランドの確立▽新規雇用5000人の創出▽花と緑のまちづくり−といった内容については「進み具合の濃淡はあるが、ほとんど網羅されている」と述べ、「まずまず」との自己評価を示した。
最優先課題は来年1月の玉山村の合併と位置付け「人口30万人を超え自立したまち、地域を作っていく信念を持って進むとすれば、中核市を意識して取り組んでいく必要がある」と強調。道半ばの行財政構造改革や今年度が計画初年度の総合計画の実現についても積極的に取り組む考えを示した。
民間出身の市長としては「民間の人とおつきあいしている中で聞こえてくる声は機会あるごとに職員に話してきた。もっと効率よく、スピードアップをということも伝えてきたが、2年前に比べればだいぶ改善していると思う。要望にこたえられるかはともかく、市民の声にできるだけ早く回答していくことが大切。今後も意識改革を含めて取り組みたい」と述べた。
さらに景気や雇用、中心市街地の空き店舗対策などに対し、市民から行政サイドへの要望が強いとし「空き店舗への補助事業や花と緑を含めた歩いて楽しいまちづくりなど、民間から要求されている部分についてできるだけ早く対応していきたい」と話した。
八幡平市については「市長会に加わることになるので、その点でも連携を深めたい。八幡平市も町村の魅力を寄せ集め、インパクトのある売り出し方を今まで以上にしていくと思う。それぞれの地域の魅力を磨き出し、売り出していくことが、平成の大合併の都市間競争、地域間競争の一つの誘発剤になっている。盛岡も選ばれるまちになるよう頑張っていきたい」と述べた。
慢性的な赤字経営が続き、あり方検討委員会が発足した市立病院については「どこまで赤字幅を少なくしていけるか。ただ、民間ではできない不採算な部分を政策的に引き受けていく公立病院としての役割もある。もっと効率的にできる部分があるとの外部監査の指摘もあるので、その辺をきちんと精査しながら、これからの自治体の病院のあり方を幅広く意見を聴きながら、今年度中に方向を出したい」と話した。
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