■32 はがき 明治33年11月5日付
宛 盛岡市馬場小路照井勝知方
発 不明
前畧 本日紺屋町田村イト方ニ止宿致居候、午後三、四時頃耒ルベシ、風呂敷類不用ノモノ持参スベシ、余者面會ト申残ス、但シ今夜泊コト
十一月五日
【解説】「前略 本日紺屋町の田村イト方に泊っている。午後3時、4時頃に来ること。風呂敷など不用な物を持参せよ。余りは面会に申し残す。ただし今夜は泊まること」という内容。
今夜は一緒に泊まることと書いている。きっと上級学校進学の進路などについてしっかり話し合おうという意図があってのことであろう。
■33 はがき 明治33年11月8日付
宛 盛岡市馬場小路照井勝知方
発 盛岡市紺屋町田村方
表 盛岡市馬場小路 照井勝知方止宿 野村長一殿
前畧 明九日午後ヨリ田村旅店ニ耒ルベシ近頃購求之書籍持参可致候、余者面会ト申残ス草々
紺屋町田村方
野村長四郎
十一月八日
【解説】「明9日午後より田村旅店に来ること。近頃購入した本を持参するように。余りは面会に申し残す。早々」という内容。
この5日に同田村旅店に泊まり、長一を呼びだし同宿したばかりである。頻繁の出張があっての出盛であろうが、きっと長一の上級学校進学のことが心配で呼び寄せるのであろう。
■34 はがき 明治33年11月10日付
宛 盛岡市馬場小路照井勝知方
発 盛岡市紺屋町斎藤方
前畧本日齊籐店へ投宿致居今夜夕飯済次第耒ルベシ、余者面会ト残ス、草々
十一月十日 野村長四郎
【解説】「前略本日斎藤旅店に泊っているので夕食済み次第来ること。余りは面会に申し残す。早々」という内容。
この晩も上級学校への進路の話し合いをするのであろうか。
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