2005年 9月 6日 (火) 

       

■ 県議の政和会と社民が統一会派結成 会派交渉権を確保

 県議会の無所属会派の政和会と社民党は5日、6人で統一会派「政和・社民クラブ」を結成した。会派代表に政和会から田村誠氏、代表代行に小原宣良氏、幹事長に伊沢昌弘氏がそれぞれ社民党から就任した。八幡平市長選に立候補する田村正彦氏が同日、議員辞職して政和会は5人を割り込んだが、社民党と合同して交渉会派として存続することになった。社民党議員は6年ぶりに交渉会派要件を回復する。新会派の結成により県議会は、民主県民会議(藤原良信代表、22人)、自民クラブ(工藤篤代表、17人)、政和・社民クラブの交渉3会派、公明、共産、無所属の3つの1人会派による構成になる。

  政和会は今期7人でスタートしたが、田村氏のほか既に瀬川滋氏(花巻)と吉田洋治氏(盛岡)が首長選に転出し、4人となった。県議会は5人以上で交渉会派として認められ、議会運営委員会に委員を送り出したり、常任・特別委員会の正副委員長ポストなどが与えられ、要件を失うと議会人事や質問時間などに制約を受ける。社民党は99年の改選で5人から4人に減少して交渉会派要件を失い、今期は阿部静子氏(盛岡)の勇退により3人から2人に減少。県議会盛岡補選でも議席を回復できなかった。
  両会派は連合推薦議員によって構成されており、9月議会前に統一会派を組む環境を整えて、水面下で交渉に入っていた。5日は県議会に結成を届け出て、記者会見した。

  田村代表は「政和会と社民党は県勢発展と県民福祉向上のため各々の立場で活動してきたが、国政における2大政党化が進む中で、県議会においてもその影響が顕著になりつつあることから、県議会の第3会派の重要性を認識し、広く県民の意見を反映させることを目的に政和・社民クラブを結成して議会内において協力する」と結成の趣意を述べた。

  小原代表代行は「2会派で会派代表者会議や議会運営委員会で県民の意向を集約して議会を通じて県政に反映するには少し不足するものがあると思う。その点を重視した県議会の正規交渉会派。その点では意義あるものにしたい」と述べた。

  保守系の議員を含む政和会と、革新系の政策を展開する社民党とで隔たりがある課題が出た場合は論議を深めたうえで、相互の立場を尊重した行動を取ることにしている。

  政調会長には飯沢匡氏(東磐井)、総務会長には亀卦川富夫氏(水沢)、事務局長には柳村典秀氏(岩手)が就任した。



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