2005年 9月 7日 (水) 

       

■ ワイズマンが盛岡駅西口に新社屋建設へ 地上7階建て、100台収容駐車場も

     
  08年5月完成を目指して1日から工事が始まったワイズマンの敷地(北側から撮影)  
 
08年5月完成を目指して1日から工事が始まったワイズマンの敷地(北側から撮影)
 
  盛岡市盛岡駅西通のマリオス内に本社を置くワイズマン(南舘伸和社長)は1日、盛岡駅西口の同市中川町35(市土地区画整理事業地内)で社屋建設に着工した。完成は08年5月の予定。新社屋完成を契機にさらなる業容の拡大と人員増を行い、10年には100億円企業を目指す。

  敷地面積は約2997平方メートル。建物は鉄筋コンクリート(RC)造7階建て。オフィス棟面積は5301平方メートル、駐車場棟は2789平方メートルで約100台収容。同社では6月に市と土地譲渡契約を締結した。土地取得価格は6億3500万円。建物建設費用は12億8800万円。資金は自己資金と借入金で賄う。

  同社の経営計画には中長期的な業容拡大見込みと、それに伴う増員計画がある。今回の社屋建設計画は、その計画推進のための措置。同社の湯澤一美常務取締役管理本部長は「今後人員態勢を構築する。そのため現在のオフィスでは手狭になった。ビル賃借料の費用、人員増分をよそで新たに賃貸する費用の総計と建設総費用を比較すれば、このまま賃借を続けるより、今後5年間で約1億5千万円の費用が削減される試算の結果」と社屋建設の理由を説明した。

  現在マリオスには開発、業務、管理の各本部、経営企画部、盛岡支店などがあり、220人のスタッフを抱える。新社屋完成後には全員が移転する。収容可能人員は400人。

  同社は83年6月、コンピューター関連製品販売の会社として創業。森林組合・社会法人・老人保健施設向けなどのコンピューターシステム開発・販売を展開し急成長を遂げた。

  現在は福祉施設向け、医療機関向けなどを中心にシステム開発・販売・サポートを手掛ける。昨年10月、ジャスダック市場に上場。05年3月の売上高は前年度比22%増の54億9500万円、経常利益は同比29%増の5億6900万円を記録した。06年3月期売上高65億5千万円、経常利益6億1100万円を見込む。

  同社売上高の約9割が福祉分野の事業。「在宅ケアマネジメント支援システム」などが主力商品。同社では福祉分野をコア事業にしながら、医療分野では「電子カルテシステムER」を基幹商品として医療機関への市場浸透を進める。

  8月にはネットでアプリケーションを利用する月額料金制のASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)事業を開始、売り上げの安定化を図る。

  湯澤常務は「福祉分野では、タイムリーに参入ができた。しかし、医療分野では、後発組。2年前に電子カルテを開発し、改良を重ねてきた。福祉分野で培ってきたノウハウを生かして、今後、積極的に医療市場での販売を展開したい」と意気込む。

  同社では、事業の進ちょく状況を見定めながら人員増を図る。社屋完成後、5年以内には開発、顧客サポートの分野の要員を中心にアウトソーシングも含めて130人の増員を予定している。

  湯澤常務は「事業拡大、本社のスリム化などを考えながら人員態勢を構築したい。経営基盤をキッチリするため人づくりに力を入れる。人を育て、質を高める。今年から教育研修に力を入れている。管理職クラスのレベルアップも図りたい。10年には100億円企業に」と話した。




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