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月とカエルをモチーフにした野中昭美さんの作品 |
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八幡平市の安代漆工技術研究センター(旧安代町漆器センター)に学んだ若手4人が、盛岡市菜園2丁目のギャラリー・ラヴィで11日まで作品展を開いている。「漆楽園」展と題し、それぞれがデザインした漆器や立体、小物などを展示。出品者の坂根雄心(ゆうし)さん(24)は「どちらかというと堅いイメージの漆だが、いろいろな楽しみ方を知ってもらいたい」と話している。
出品者は島川千世さん、金田理沙さん、野中昭美さん、坂根さんの4人。いずれも20代で、旧安代で漆芸の道に入り、3、4年という若き塗師たちだ。
作品は、これまで身に付けた安比塗の技術に、加飾などで個性を出した約40点。用と美の世界に遊び心を加味した。
坂根さんの「丸重」は、5つの箱を重ねると丸形になる重箱風の容器で、モミジ、コイ、イモリの3種類の文様がある。あでやかな朱に加え、地色に塗った赤めの漆がほのかに見える「溜(ため)」といわれる黒の漆器も趣がある。
少なくとも6、7回は塗りを重ねているという器は、盛り上がった加飾部分やむらが目立つ平らな部分の塗りに神経を使うという。
野中さんの作品には、磨いた漆を水面に見立て、月を見上げるカエルを表現した作品もある。
出品者のほとんどが県外出身。京都府出身の坂根さんは「京都で出合った漆器の美しさに引かれて安代に来た。この地域の特色である生活の中の漆器を目指しながらも、自分の表現として少しずつでも個性を出していきたい」と話していた。
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