2005年 9月 8日 (木) 

       

■ まろみと深みを味わう 岩手川が新商品「山廃純米ひやおろし

     
  6日から発売された岩手川の新商品「山廃純米ひやおろし」  
 
6日から発売された岩手川の新商品「山廃純米ひやおろし」
 
  盛岡市仙北1丁目の岩手川(関口宏社長)は、秋の行楽シーズンや日本酒の需要期に向けた新商品「山廃純米ひやおろし」を発売した。山廃仕込み、ひやおろしの2つの醸造技法を駆使した新たな酒で、冷やと常温で楽しめる地酒として販売に力を入れる。

  同商品は県産米・吟ぎんが、同社独特の米こうじ、県内のわき水を原料に熟成させた純米酒。芳醇な中辛でまろみと深みの味わいが特徴。720ミリリットル瓶小売価格1300円(税込み)。2千本限定。

  今回の商品造りでは山廃仕込みとひやおろしの2つの醸造技法を駆使した。山廃仕込みは古式酒造りの流れをくむ技法で、酒蔵の中の微生物の働きで発生する自然の乳酸菌を利用する。

  ひやおろしは秋上がりとも言われ、夏の間に熟成させ、酒蔵と外気の気温が同じころに仕上げる。新商品は山廃仕込みの純米酒を春に1度だけ火入れしひと夏の間寝かせて温度が落ち着いた9月初旬に生詰めしたもの。

  同社では、ひやおろしでの商品「みちのくひやおろし」「秋上がり」などの発売をしているが、山廃仕込みの技法と組み合わせたのは今回が初めて。

  同社営業部の菅原勝広主任は「2つの醸造に詳しい技術者がおり、新たな試みとして開発した。2つの良い面が出ている。ひやおろしのまろやかさ、山廃仕込みの深みや濃さが、うまく溶け合っている。北上山系の清れつなわき水で丹念に仕上げた点も」とPRする。

  商品は生詰め後の6日に市内の小売店を中心に発売されている。秋は日本酒の需要期と行楽シーズン。同社では新たな酒としてPRする方針。

  菅原主任は「当社の新商品を楽しみにしているファンも多い。もちろん多くの方々に飲んでもらいたい。味も香りも申し分ないはず。みちのく国際ミステリー映画祭でもPRしたい」と力を入れる。

  同社では11月に原酒「雪見酒」(1・8リットル、720ミリリットル)も発売する予定。




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