2005年 9月 10日 (土) 

       

■ 県産木炭でインテリア 木戸口工務店が開発

     
  「作っているわたし自身も癒やされます」と、炭の作品を紹介する木戸口美代子さん  
  「作っているわたし自身も癒やされます」と、炭の作品を紹介する木戸口美代子さん  
  県産木炭と花で癒やしの空間を−北上市二子町の木戸口工務店ぐりーんぐれーす部門(木戸口美代子代表)は、脱臭・消臭、調湿効果などが期待される木炭をアレンジし、インテリアとして提供している。11日までは、盛岡市内丸のかわとく壱番館で炭の詩「秋便り」を開き、バスケットや花器にアレンジした約30点を展示している。

  「マイナスイオン効果など、心と体をいやしてくれるのが木炭。インテリアとしてどう商品化するか苦労もあったが、多くの方に注目してもらえるようになってうれしい」と代表の木戸口さん。「本県は日本一の生産を誇る木炭王国。地元の素材を生かしたい」と意欲を見せる。

  今回の作品は秋をイメージし、バラなどシックな色調のシルクフラワーとアレンジしたり、フクロウ、小鳥の小物を添えて一つの空間を作った作品もある。

  季節感を出したアレンジに加え、効果の異なる木炭と白炭を組み合わせるなど、あらゆるにおいに消臭効果を発揮するよう工夫した。

  もともとは建設業界が不況の中、新しい分野を開拓しようと立ち上げた部門。同工務店役員だった木戸口さんと数人の社員が試行錯誤を重ねた。電気工事のときに伐採した細枝を木炭工場に持ち込み、そのままの状態で炭になったのを見たとき、「これならいける」と確信。市場には出ないいびつな炭も、愛情を持って見ることで個性的な作品に生まれ変わった。

  「廃棄されて自然に帰るものが、もう一度命を吹き込まれることに感動した。炭の一つ一つにドラマがある。炭たちを見てると『わたしを使って』と語りかけてくるような気がするんです」という。

  同部門を立ち上げて4年目。最近では新築祝いや病気見舞い、プレゼントに使いたいというファンが増えてきたという。

  木戸口さんは「1点1点がオリジナル。自分がストーリーを持って作った作品が、見る人の感性に合って購入してもらえたときは最高にうれしい」と、笑顔で話していた。

  炭は生きているので、1カ月に1回程度外に出し、太陽光の下で風に当てると吸った湿気を吐き出す。効果も長持ちするという。

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