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最優秀賞の受賞者と及川孝校長
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滝沢村の盛岡農業高校(及川孝校長、生徒661人)が8月25、26日の両日、県内で開かれた第56回日本学校農業クラブ東北連盟大会岩手大会(同連盟と県学校農業クラブ連盟が主催)で、6つの最優秀賞を受賞した。受賞者は10月26、27日に岐阜県で開かれる全国大会への切符を手にした。過去最高の受賞ラッシュに、同校では喜びにわいている。
同大会には全部門合わせて、東北6県から約380人の生徒が出場した。大会は発表と競技の6部門からなり、プロジェクト発表部門と意見発表部門はそれぞれ3つずつの区分に分けられる。同校はプロジェクト発表部門「食料」「環境」「文化・生活」の3区分すべてを制覇。このほか、意見発表部門「環境」と、平板測量競技、家畜審査競技でそれぞれ最優秀賞を勝ち取った。
及川校長は「東北大会の壁は厚いが、先生と生徒が心を一つにして取り組んだ結果。保護者や地域の人たちの協力も大きかった」と話す。
意見発表部門「環境」で最優秀賞を受賞したのは小守林健太君(生物工学科3年)。山岳部に所属する小守林君は3月に、創部70周年と同校創立125周年の記念行事、マレーシアのキナバル山への登山に参加。その体験を「支え合いの中から」と題して発表した。
登山を通して現地の人の暮らしに接し、裕福な日本の生活との格差を実感。「先進国のために発展途上国が犠牲になっている」ということを伝えたいと思った。受賞には「自分の考えていることを伝えられてよかった。たくさんの人が分かってくれたと思う」と感想。
食品科学科3年の9代目パン研究班(佐々木かずえ代表ら9人)は、プロジェクト発表部門「食料」で、3年連続4回目の最優秀賞を受賞した。今回は「盛農パンを全国へ発信!〜米の消費拡大へ向けた盛農ブランドの新開発と普及に関する研究」と題して発表を行った。
同班では米の消費拡大を目標に、県産小麦に県産米を混ぜた玄米食パンの開発に着手。混ぜ過ぎるとグルテンが壊れてしまうという県産小麦の特徴から、こねる時間を短縮する新製法を開発。ふっくらと焼き上げるための、小麦に対する玄米の配合割合を25%と導き出した。
卵や乳製品、添加物を一切使わない安全な「盛農パン」として、ブランドを確立することを目指し、昨年の6月に特許庁に商標登録を申請。今年の7月に査定を完了し、現在は商標登録証を申請している段階と紹介した。
佐々木さんは「最優秀賞を取れると思わなかった。びっくりしたがうれしかった。全国大会でも頑張りたい」と意欲を見せている。
このほかの受賞は以下の通り。(敬称略)
◇最優秀賞
▽プロジェクト発表「環境」高村明百未ほか9人(生物工学科3年)
▽同「文化・生活」山田智珠ほか5人(農業活用科3年)
▽家畜審査競技 細谷地涼太(生産科学科2年)
▽平板測量競技 佐藤慧、川井勇人、向井拓人(森林科学科3年)
◇優秀賞
▽プロジェクト発表「環境」齊藤礁ほか9人(生物工学科3年)
▽意見発表「文化・生活」鈴木緑(生産科学科3年)
▽平板測量競技 佐々木敬、乙部暁、菅野木歴(森林科学科1年)
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