2005年 9月 12日 (月) 

       

■ 〈校長室の窓から〉6 野口晃男 雨の中、よく頑張ったね

 日曜日に自転車安全教室がありました。合わせて200人以上の参加者がありました。

  午前6時からのスタートでした。途中から雨が降ってきました。

  7時ころになって、雨がやみそうにありません。環境安全部の皆さんや交通指導員の方々の協議で、ここで打ち切ることになりました。

  1時間ほどの練習でしたが、一生懸命に取り組んだので、どの子もだいぶ上達していました。
  このPTA行事が終わって、わたしには二つの心配がありました。
  一つ目は翌日の月曜日、風邪で休む子がでるのではないか。
  でもその心配はありませんでした。
  もう一つは、雨の中の実施でしたから、きっと家庭から学校に苦情がくるのではないか。
  でもその心配も要りませんでした。
 
  このようなとき、子供の帰宅を迎える方法が二つ考えられます。

  1、「こんな雨の中、どうして実施したのでしょう。風邪でも引いたらどうするんですか」と、苦情の言葉を発する方法。
  2、「こんな雨の中、よく頑張ってきましたね。環境安全部のお母さん方や指導員の皆さんも大変だったでしょうね」と、ねぎらいと感謝の言葉で迎える方法。
  1の方法の連続は、批判的でマイナス思考の人間を育てます。
  2の方法の連続は、感謝の心と困難に立ち向かう勇気を持った人間を育てます。
  ぬれて帰宅した子供たちは、ぬれることの嫌さを感じたに違いありません。そして、着替えた後の心地よさも感じたはずです。

  さらに賢さも身に付いたと思います。「今度実施されるときは、○○さんのように、雨具を準備して参加しよう」

  子供たちはこれから先、多くのことを経験していきます。

  その経験の中で、自分らしさを磨いていきます。その磨くべき自分らしさは強さであり、優しさであり、賢さであると考えております。

  雨の中の自転車安全教室にも、多くの経験が詰まっておりました。
(盛岡市教育相談員)


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