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詩を朗読する沢村澄子さん(手前左) |
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5〜10日に盛岡市上ノ橋町のギャラリー彩園子で個展を開いた書家、沢村澄子さん(同市永井)は9日、会場で「秋の日」と題して詩の朗読会を開いた。詩と自身とのかかわりを語りながら、展示作品や愛読の詩を朗読。展示空間で詩を聞くことで、客も創作に参加してもらった。
20回目の個展となった沢村さん。2002年の個展から詩の朗読をするようになった。「書くことと読むことは似ている」と話す。10代で書を始めたが、当時「漢詩は分からず、(日本の)詩を書いた」という。
そのころよく書いていた八木重吉の短詩数編、朗読会名にちなんだ中原中也の「秋の日」、茨木のり子の「もっと強く」などを朗読した。
今回の個展でも白石かずこの詩を多く取り上げていたが、白石の詩も、作品化した「卵のふる街」などを朗読。白石の詩の作品化は「県立美術館で自分の作品を説明することができなくて、白石さんの詩を朗読したのが始まり」と説明。1997年に白石の詩だけで個展する際、来県していた白石を突然訪ね、詩を作品に書かせてほしいと直談判し「いいわよ、好きにして」と許可をもらった。「白石さんに出会ってから、わたしは自由になった」と言う。
詩を書にする行為について、沢村さんは「わたしが書いているのは詩ではない。その詩に触ったときのすごく抽象的なわたしの内面に起きたもの」と言い表している。
沢村さんは幼少の一時期、和歌山県串本町の母の実家に預けられ過ごしたことがある。そのとき、よく耳にしたのが「串本節」だった。
自分で弾きたくて5カ月前から三味線を習い始めたという。月2回のけいこで、今回「串本節」の演奏披露はかなわなかったが、1曲童謡を演奏。「串本節」は歌で披露した。
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