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「むかい風」 |
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盛岡市の山内正宣さんの彫刻展「空間の中の呼吸」が17日まで、同市上ノ橋町のギャラリー彩園子で開かれている。5点の新作が展示されている。
石材店に勤務しながら制作を続ける山内さん。鉄を石と組み合わせた彫刻作品と、木材と組み合わせたレリーフ状の作品の2つのシリーズに取り組んでいる。
「むかい風」は自然の石と加工した細い鉄を使った作品。石の右側に固定された鉄の棒は、左側に緩やかな曲線を描きながら高く伸びる。その先端は、こちら側に向けて垂直に切られた断面を見せている。意図してつくったものと、自然にできたものとの対比から生まれる面白さを、見る側に提示している。
学生時代から、石彫に取り組んできた山内さん。技術を前面に出し、細部まで作り込むスタイルを4、5年前に転換。技術的なものから少し引いた感じで、そのままの形を生かした石を、ほかの素材と組み合わせる作り方に移行した。
木材のシリーズは、自身にとっては息抜きのようなものという。重い作品になりがちな石の作品よりも、肩の力を抜いて向き合える。今展にも女性をモチーフにした、遊び心を盛り込んだ作品が展示されている。
好んで使う建築用の合板は、張り合わせた木片の模様の面白さや柔らかみに魅力を感じる。木材と鉄を組み合わせることで、素材感の違いが際立ち、浮き出てくるように見える効果を狙っている。
今は鉄という素材に引かれるという山内さん。石と違って細くもできるし、曲線も自在。これからも鉄の豊かな表情を、さまざまな素材と組み合わせていきたいと思っている。
午前11時から午後7時まで。 |