2005年 10月 3日 (月) 

       

■ アトリエ杉展 宮古和香菜さんが「花園」

     
  宮古和香菜さんの「花園」  
 
宮古和香菜さんの「花園」
 
  盛岡市青山4丁目の知的障害者授産施設盛岡杉生園(工藤雅夫園長)のアトリエ杉(さん)展が6日まで、同市青山3丁目の岩手銀行青山町支店(白澤雅彦支店長)で開かれている。3人の利用者が、絵画や立体作品5点を出展している。

  宮古和香菜さんの「花園」(2004年)は、横に使った画面いっぱいに、たくさんの種類の花々を色鮮やかに描き出した作品。花を題材にした絵はあまり描いたことがなかった宮古さんだが、3時間ほどで完成させたという。第19回国民文化祭福岡県展で奨励賞、第4回全国障害者芸術・文化祭兵庫県展で入賞した作品。

  辰巳公紀さんは、文字を積極的に作品の中に取り入れる作風で知られる。「丘陵の思い出」(01年)は第9回県障害者文化芸術祭で特別賞を受賞した作品。友達と海の風景を見に行ったときの思い出を描いた作品。透明感あふれる色彩で描かれた青空と丘を背景に、自身の人生観をつづった文章が細かい文字でつづられている。

  高橋和彦さんの「男子校のプール」(02年)は、第6回いわて・きららアートコレクション大賞、第1回美と用のあいだ奈良県展で銅賞を受賞した作品。中学校時代の水泳教室を思い出しながら描いた作品は、生徒たちの様子を生き生きと表現している。

  園には現在、10代から60代までの35人が所属。アトリエ杉は利用者全員が所属する芸術活動の場。内容は絵画が中心だが、枠組みにとらわれない自由な創作を行っている。

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