2005年 10月 3日 (月) 

       

■ 〈グラフ〉ブナの天然林で学ぶ 一本木小児童が総合学習で

     
  盛岡森林管理署の職員から沢に架けてもらった丸太を渡る子供たち  
 
盛岡森林管理署の職員から沢に架けてもらった丸太を渡る子供たち
 
  総合学習に森林環境の場を取り入れている滝沢村の一本木小学校(川村久子校長)で9月28日、5年生児童25人が盛岡市にある砂子沢森林環境教育フィールドに足を踏み入れた。毛無森(標高1427メートル)の山すそに広がり、盛岡市内では最も標高の高い地点に位置する学習林。貴重な自然環境が保たれているブナの天然林や渓流を子供たちが探検した。

  砂子沢森林環境教育フィールドは、盛岡森林管理署が森林環境に関心の深い人々に利用してもらおうと、ルート設定など手を加える部分を最小限にして整備した。

  盛岡市中心部から国道106号を東に向かい、簗川ダム予定地付近を右折。主要地方道盛岡・大迫東和線の根田茂川に沿って約10キロの砂子沢集落から毛無森林道を約7キロ進む。そこに車どめがある。そこから歩いて沢を越えた北向斜面に延長2・4キロの探勝路が設定されている。
     
  樹齢約150年、直径80センチもあるブナの巨木  
 
樹齢約150年、直径80センチもあるブナの巨木
 


  盛岡森林管理署の小坂志朗森林調査官、乙女紀徳森林官、滝沢村一本木山岳会の角掛喜美夫会長、佐藤達也会員らが同行した。

  中型バスに乗った子供たちの一行は砂子沢集落から道幅の狭い毛無森林道を沢沿いに進んだ。
  5年生の代表が「きょうは森林体験学習を楽しみにしてきました。いろんなものを観察したりして勉強したいと思います。よろしくお願いいたします」と、小坂調査官にあいさつ。

  小坂調査官も「国が管理している国有林で樹木の観察や森林とのふれあいを体験してください」と児童を歓迎した。

  一行は、管理署の案内でじゅうたんのような感触の腐葉土を踏みしめて登山開始。この日は、特別に雑木林から沢に架けてもらった細い丸太を渡るアドベンチャーコースも2カ所に設定されていた。雨で沢が増水すると危険で渡れなくなる。

  森林浴を満喫しながら1時間ほど歩くとブナ林が続く。ブナやトチノミを探す子供たち。シイタケに似た猛毒のツキヨダケが樹木に生えている。「毒なので採らないで」と同行した人たちが子供たちにアドバイスしていた。

     
  シイタケに似た猛毒のツキヨダケ  
 
シイタケに似た猛毒のツキヨダケ
 
  樹齢150年ほどになる御神木のミズナラ、カラマツ、ブナの巨樹群に疲れが吹き飛んだ。子供たちの声でクマも退散するほど森はにぎやか。約3時間ほどでフィールドを一周した。

  佐藤志帆さんと鈴木花菜さんは「いろんなことを教えてもらったり、食べられるキノコとか毒キノコの見分け方を教えてもらった」、「ありがとうございました」とお礼をしていた。(写真は飯岡昭一写真室長)

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