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商標登録証を手にするパン研究班のメンバー
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登録された商標 |
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盛岡農業高校(及川孝校長、生徒661人)の食品科学科パン研究班が長年取り組んでいる「盛農パン」がこのほど、特許庁から商標登録第4891059号を取得した。学校設置者の県が商標権者となる。県立高校による商標登録は全国で数例しかなく、県内の高校で、学校の名前で登録されたのは初めて。
文字商標の「盛農パン・Morioka Agricultural Highschool」と、図形商標のコムギをイメージしたキャラクター「小麦次郎」の結合商標。文字の部分は、及川校長が毛筆で書いたものをコンピューターに取り込んで加工。キャラクターは8代目研究班(04年度卒業生)のメンバーがデザイン。「次郎」には次世代に受け継がれるという意味を込めた。
商標登録への取り組みを始めたのは7代目(03年度卒業生)。その後キャラクターや文字に改良を加えるなどして、昨年の6月に申請。手続き上の壁が厚く、3度書類を返された。あきらめかけたこともあったが、今年の9月に、4度目の障害を乗り越えて登録が認められた。
9代目の高橋裕人君(3年)は「7代目の先輩からチャレンジしていた商標登録を実現できてうれしい。次代の後輩もいろいろな種類のパンに挑戦して、新商品を増やして、地域の人たちに普及してほしい」と感想。
10代目の武田望さん(2年)は「ブランドとして認められたことがうれしい。先輩たちを見ていてすごいと思っていたが、自分たちの代でも新しいパンを作り上げて、先輩を超えられればいいな」と話していた。
盛農パンでは、県産小麦のユキチカラと野田村の塩、龍泉洞の水を使う地産地消を実践。添加物を一切使用せず、アレルギー物質となる卵や乳製品を使わないパンにも取り組んでいる。
商標登録で期待できるメリットは、消費者への情報伝達がスムーズになることや品質保証、広告宣伝の効果など。
同班の指導に当たる村上利行教諭は「商標登録はその場しのぎではなく、継続研究への一つのきっかけ。ブランドとしての信頼性を高めていくことがこれからのわれわれの使命となる。20代目、30代目になって、自分が退職した後も研究班が続いていくのが夢」と話していた。
「盛農パン」は盛岡市紺屋町の「ベーカリー銀河夢」で販売している。
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