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熱唱する佐藤洸さん |
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盛岡市の佐藤洸さんのコンサート「喜寿に歌う・世界の叙情歌」が11日、同市松尾町の盛岡劇場で開かれた。約400人が佐藤さんと一緒に世界各国の歌を歌った。
今年は佐藤さんの実母と、継母(ともに故人)の生誕100年という。第1部は「母を歌う」として、日本の歌を中心に5曲を披露した。佐藤さんは「母が2人もいるのは幸せなこと。友達の母親も自分のおふくろ代わりをしてくれた。1945年の8月25日、自分は16歳でおふくろのところに行く予定だったが、かなわなかった。それから生まれ変わって60年という意味で、自分にとって今年が還暦という感じ」と心情を吐露した。
「母の背は」(武田萬作詞、佐伯自助作曲)は39年の国民歌謡だったという。「自分が小5のときに、入院中の母から教えてもらったたった一つの歌。5カ月後に母は天国に旅立った。歌詞の中の『大君の御為(おため)に散れと母が言/つねに忘れず』とあるが、そう言う母親がどのぐらいいただろうか。そんな時代がもう来ないことを心からお祈りする」と話した。
第2部「南欧、南米の歌」、第3部「英、独、仏の歌」、第4部「ロシア、北欧の歌」という構成で、合わせて約20曲を披露。佐藤さんの独唱のほか、会場全体が一緒に歌う曲も多く設定され、ほぼ満員の場内は懐かしい歌で心を一つにした。
佐藤さんが初めて一人で舞台に立ったのは7年前。数え年70歳の古希を迎えた年に「歌の自分史」と題してコンサートを開催。今回が8回目となった。
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