2005年 10月 31日 (月) 

       

■ ハヤトウリがたわわに 大新町の主婦3人が栽培に成功

     
  たわわに実るハヤトウリの下で「大新とれたて市」のメンバー  
  たわわに実るハヤトウリの下で「大新とれたて市」のメンバー  
  盛岡市大館町の工藤耐子さん宅では今、ハヤトウリが収穫期を迎えている。ネットを張ったビニールハウスの鉄骨部分に、つるをはわせて栽培。4月初めに植え付けたたった2株から、みずみずしいハヤトウリ約1千個がたわわに実った。

 栽培しているのは耐子さんのほか、近所に住む農家の工藤繁子さんと工藤ミツエさん。3人は「大新とれたて市」というグループ名で、それぞれが栽培している作物を販売まで手掛けている。

  熱帯アメリカが原産のハヤトウリは、気温の高い場所を好むため、九州などで広く栽培されている。3人は、2000年に参加した園芸講習会で、苗をもらったことを機に栽培を開始した。

  1年目は3人とも失敗し、種もなくしてしまった。その後、メンバーが食べるものとして売っていたハヤトウリを購入。3人で分け合い、芽出しに挑戦。一人が失敗しても、一人は成功し、植え付けることができたという。

  ハヤトウリがつるを伸ばすのは8月末から。それまではハウスの畑の部分でほかの野菜を栽培できるため、効率がいい。くせがないため、漬物やサラダとしても、煮物やいため物としてもおいしいという。農薬を一度もやらず、有機肥料だけで立派に育った実が出荷を待っている。

  同じ地域に嫁いできた3人は、30年来の付き合い。農家同士は普通、技術や情報を交換し合うことはほとんどないといわれるが、3人は1998年に「大新とれたて市」を結成。「3人とも会長」というように、育苗、販売、アイデアと、それぞれが得意な分野を受け持って活動している。

  これまで、一度もけんかをしたことがないという3人。お互いに「いろいろな面で助けられている」と言い合う。同じ農家の嫁として、つらいことも楽しいことも共有してきた3人の交流が、新しい野菜をどんどん生み出している。


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