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完成したイチゴハウスを訪れた水本林社長(右) |
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水本グループの農業生産法人フォレスト百万石(水本林代表取締役)は、矢巾町煙山31地割新川地内にイチゴの栽培施設を整備、今月から栽培を開始した。同社は6月に矢巾町から農業経営改善計画認定事業所の認定を受け、夏にエンドウ豆を栽培、今回は秋冬から春用のイチゴ栽培に取り組む。
水本(水本林社長)では10年くらい前から多角化を進め、不動産、マンション管理など建設業に関係する業種のほか、温泉、福祉関係、飲食店に加え農業分野にも参入。8月からは水本建設から水本に社名を変更し総合生活産業として発展を目指している。
水本社長は「公共事業費が減り、建設業だけでは経営していけなくなる。しかし長年育ててきた技術者は財産ですから解雇はできない。事業を分散して雇用を維持していくことが狙い。例えば農業法人は土木の一級施工管理士に担当させている。他の施設も同様で技術者はコスト計算に優れているから分野が違っても応用がきく。福祉をはじめ他の分野も同様、わたしはこれを分散型経営と言っている」と多角化戦略の狙いを話す。
フォレスト百万石は矢巾町役場から数百メートル離れた道路沿いの水本の遊休地に、間口7・2メートル、奥行き48メートルのビニールハウスを3棟建設。栽培用の台は中腰にならないで作業できるように1メートルほどの高さにし、地下水をボイラーで温めた温水がパイプを通って室温を16度以上になるように設定した。苗には2本のホースからかん水と液肥が自動的に与えられるようになっている。
栽培しているのはサチノカ、サガホノカの2品種。イチゴに着目したのは収益性が高く、輸入が少ない作物で、長期にわたって収穫できること。
今回は10月から栽培を始めたため収穫は12月中旬ころからになるが、来年からは10月下旬から翌年の6月ころまで収穫する。
イチゴは福祉施設や飲食店、温泉など水本グループの施設で販売するほか、申し込みがあれば収穫体験も受け付ける考えでいる。
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