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マコモタケの売り込みに取り組む菅原明士さん、妙子さん夫妻 |
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紫波町南伝法寺の農業菅原明士さん(62)が、県内では見ることがない「マコモタケ」の栽培に取り組んでいる。産直やイベント会場で試験販売したところ、おいしいと評判になった。マコモタケはイネ科の多年草で東北ではほとんど見られない珍しい野菜。草丈は2メートル以上あり、一見すると自生している草のように見える。一度根付かせれば手間がかからず、害虫が付かないことから完全無農薬。くせがなく、歯触りは竹の子とアスパラガスの中間くらい。紫波町産業祭りで販売したところ消費者に好評だったという。
菅原さんは3年前に定年退職し本格的に農業に取り組み、自宅裏の減反田に栽培する作物について考えた。「ここは湿地帯で、転作に推奨されている麦や大豆、そばなどの作物は栽培できない。米と同じ条件で作れる作物はないか考えていたところ、マコモタケのことを農業新聞で知り、関東にいる友人から苗を送ってもらった。東北で育つかどうか心配だったが2年前200平方メートルほどに植えてみた」と試験栽培の経緯を話す。
昨年は産直で一部販売したが、今年は栽培面積を300平方メートルほどに拡大、「珍しい作物なので説明しなければ買ってもらえないと考え、21日から23日までの3日間、紫波町産業まつりの会場で料理を作ってみせながら実演販売しました」と菅原さん。
奥さんの妙子さん(58)が考えた煮物、混ぜご飯、吸い物、酢のもの、天ぷらといった料理レシピやマコモタケの説明の入ったチラシを作成、手製ののぼり旗も作った。
マコモタケを見せられた人たちからは「これは何だ」「食べられるのか」「どうやって食べるのか」「マコモタケというからキノコだと思った」などさまざまな反応。
3日間で用意した100本を完売したが、中には初日に試しに買って食べておいしかったと3日目に再び買いに来る人も何人かおり、菅原さん夫妻は転作作物として手応えを感じている。
栽培は元肥だけで化学肥料は使わない、害虫が付かないことから農薬も使っていない。ただ栽培する際に苗を手植えしなければならないこと、栽培面積を増やすときに田から掘り起こし株分けする作業が大変だ。
分けつは多く、1株当たり5、6本のマコモタケが採れ、30センチ程の長さに切り取る。葉も乾燥させて使うとかごなどに加工できるという。
菅原さんは「くせがなく、どんな味にもなじみやすい食材。繊維質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、カリウムが含まれています。当面は催しでの販売やレストランへの売り込みなどのほか電話注文も受けています」と話している。
菅原さん方の電話番号・ファクス番号は019−673−7533。
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