2005年 11月 2日 (水) 

       

■ 〈経済〉英会話を出前します 川又多輝男さんが宅配ビジネス

     
   
 
宅配・英会話Tucky代表の川又多輝男さん
 

 盛岡市名須川町の宅配・英会話Tucky(川又多輝男代表)は、県内で初の宅配スタイルの英会話ビジネス。開設して1年が経過するが、盛岡市内を中心に子供からOL、70歳を過ぎた高齢者までの30人が、それぞれの自宅で英会話の個人レッスンを受けている。

 全国チェーンの大手の英会話学校に負けないオリジナルメソッド(方法)で英会話の実践指導をしている。起業した代表の川又さん(56)は、盛岡一高、慶応大学経済学部を卒業後、大手石油会社に入社。海外勤務なども含め20年間近く国際ビジネスを手掛けた。アメリカや中東などでの油田の発掘に関する仕事に従事してきたという。

  英語での交渉やトラブルの解消、弁護士との打ち合わせ、英文契約書の作成など、英語を通じてビジネスの現場で活躍してきた。

  「石油ビジネスにはさまざまな国の人間がかかわる。そこでの共通語は英語。海外勤務では英語は当たり前だが、現地の弁護士との打ち合わせや英文での契約文書作成は、大変な時間と労働。貴重な経験になった」と言う。

  川又さんが国際舞台での仕事を夢見て英会話の勉強を開始したのは大学時代。「英会話学校に通い、徹底的に発音を直され英会話を学んだ。それまで学んだ学校英語をすべて見直し一からの再スタート。発音がしっかりしていなければネーティブには通じない」と言う。

  会話を習得したことで石油会社入社後に海外勤務要員に抜てきされた。海外ビジネスで英語をさらに磨き、英語での仕事に精通する国際ビジネスマンになった。その後川又さんの活躍を知った大学時代の友人が、自分が経営する英語学校のマネジメント協力者と英語講師としてスカウトした。

  川又さんは「そこで働いている間に岩手にいる親の介護問題が起きてきた。いろいろ考えた。自分の経験を郷里で生かしながら親の面倒もみることができるのではと。昨年、自分のできる範囲で自分が習得した英語力を生かした英会話指導の仕事を開始した」と岩手に戻り仕事を始めた理由を語る。

  宅配形態にしたのは「英会話学校の授業料は年間数10万円するところもある。まずはもっと低価格で、しかも最初にあまり負担がかからないようにしたかった。学校を開いたり教室を開設すればコスト増となる。こちらが出向くなら費用は要らない。もちろん信頼されることが大前提」と言う。

  料金体系は1回50分で1300円。5回つづりのチケット(6500円)を買うだけ。訪問時間は調整する。現在、海外旅行で不自由なく英語を話したい定年退職者、何年も英会話学校に行っていたが上達しないというOL、将来に向けての英語力を学ぶ子供などが生徒。

  川又さんは「徹底的に相手のニーズに合わせた指導をしている。音楽やビジュアルな本なども活用して楽しく。この1年、わたしなりの指導で英会話を教えてきた。英会話が楽しくなり上達した人も。今後世界は狭くなり英語はさらに必要になる。ビジネス英語なども教えるつもり。いずれ協力してくれるスタッフもそろいそう。当面は少しずつでも、学びたい人を増やしたい。学校開設はそれから」と話す。

  問い合わせは英会話Tucky(電話090−7939−4443)まで


 



 


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