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イオン盛岡南ショッピングセンターの建設予定地(西側から撮影) |
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イオン(本社千葉市、岡田元也社長)は4日までに、大規模小売店立地法に基づき、盛岡市向中野105街区に計画のイオン盛岡南SC(ショッピングセンター)出店申請書を県盛岡地方振興局に届け出た。来年夏の開店予定で店舗面積は約3万7千平方メートル。前潟地区の盛岡SCを2千平方メートルほど上回る規模になっている。第2の巨大SC進出が具体化し、盛岡地区の商業関係者の表情は険しさを増している。
計画によると、イオン盛岡南SCは地下1階、地上4階。届け出の店舗面積は3万7195平方メートル。駐車台数2307台で、駐輪台数は291台。店舗部分は1、2、3階になる。3階の一部と屋上は駐車場。
営業時間は午前9時から午後11時。最大40日以内まで午前7時の開店時間。開店予定日は06年7月3日。出店計画の縦覧は15日から。地域住民への説明会は届け出日から2カ月以内に開催する。
イオンでは、進出を決めた94年夏の時点での店舗予定計画で、商業施設面積を約4万6千平方メートルと位置付けていた。駐車場が2600台、地上3階、2核1モール形式でGMS(総合スーパー)とファッション系の都市型専門店を核に盛り込んでいた。今回の届け出では、イオンの小売面積部分や営業時間、駐車台数など法的に規定された項目を記載している。飲食やサービス関連部分の面積については届け出の必要がないため、当初計画に変更があるかどうかは不明。
イオンコーポレートコミュニケーション部では「新店舗の詳細な計画に関しては検討をしている段階。2核1モールを核とした店舗にはなるが、どのような店舗が入るかは今の段階では未定。各種アミューズメント施設などもこれから。イオン盛岡SCや今後出店の仙台市へのイオンSCなどとの差別化も充分に考慮した店舗展開を図りたい。開店は7月3日以降になりそう」と話している。
盛岡市商店街連合会の吉田莞爾会長は「これでイオンは市内に2カ所になる。今の法律では出店規制はできない。どう対応してよいか正直戸惑っている。ダイエー盛岡店の問題もあるが、なんとか知恵を出して乗り越えなけばならないだろう」と話す。
盛岡まちづくり会社の取締役で前盛岡駅前商店街振興組合理事長の森雄一さんは「物販に多大な影響が考えられる。わたしは長年、靴店を経営してきたが過去にない大変厳しい時代。春までにビジネスの仕方を変えるつもり」と厳しい表情を示した。
イオンの正式な届け出により「条件次第ではイオンに出すかもしれない」と、出店の検討をする市内の専門店の若手経営者もいる。
フェザンの石井三郎社長は「まだ全体の規模や出店者の顔ぶれが見えていないので何ともいえない。しかし、小売店部分の面積だけでもイオン盛岡SC(約3万5千平方メートル)より大きい。これは脅威。ただ、このまま進めば中心市街地が大変厳しい状況になる。行政サイドでも中心市街地の活性化にもっと力を入れないと」と話す。
盛岡市産業部の喜多正敏部長は「大型SCには駐車場があり、若い層を対象に力を入れている。今の状況では力の差も出てこよう。市では都市部の基盤整備も進めている。中心市街地の活性化に向けて商店、企業、商工団体等が連携し、個店、商店街の魅力度をさらに高める必要があろう。魅力度をアップし生活者から選ばれる中心市街地に」と話している。
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