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若手南部鉄器職人と市民が鉄器や盛岡について語りあった
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鉄器職人と市民が南部鉄器の魅力を語り合う「みんなで話そう南部鉄器!」が3日、盛岡市清水町の南昌荘で開かれた。南部鉄器協同組合青年部(佐藤学部長)が、南部鉄器について知ってもらい、普段の暮らしの中に取り入れてもらおうと企画した。
佐藤部長、八重樫亮青年部副部長ら若手職人を囲んで座談会が行われ、岩手工芸美術協会理事長の高橋有介さん、市文化振興事業団学芸員の佐々木繁美さん、INS地場産業研究会事務局長の南幅直実さん、まちの編集室メンバーの大関寿美子さんが、盛岡地域地場産業振興センター主任の佐々木雷藏さんの司会で意見交換。鉄瓶でわかしたお茶を味わいながら、集まった市民も懇談に加わった。
南部鉄器は高価で使い方が難しいと思われがちだが、もともと身近な暮らしの道具。鉄瓶で沸かした湯は使い切り、水を入れたまま放置しないなど、ちょっとした手入れのコツが分かれば「一生物」の道具として使える。鉄瓶でわかした湯で入れたお茶はびっくりするほどおいしい。
佐藤部長は「鉄瓶のことだけは年が50も離れ、見てきたものもまったく違う祖母と友達のように話すことができた。そういう感覚が伝統をつないでいくのだと思う」。八重樫副部長は「特別な物としてではなく、もっとみんなに、生活の中で自然に使ってもらいたい」と思いを語った。
会場からは「鉄器の価格に、こんなに差があるのはどうして?」との質問も。一つの鋳型で6個から7個の鉄瓶ができるデザインと1個の鉄瓶しかできないデザインがあり、そうした制作工程の差が価格差となって現れることを説明した。「作る工程を見せる工夫も必要。いくつもの工程があることが分かれば、高価なものも納得して買える」との意見もあった。
地場産業の活性化を応援する南幅さんは「デパートなどの売り場で説明しなければ売れない商品だと思っていたが、最近はインターネットでの売り上げも好調。ネットで知識を得た上で、南部鉄器を選ぶ層も増えている」と話し、若手職人の活躍に期待した |