盛岡信用金庫は05年7月〜9月期の景況レポートをまとめた。それによると、景況はわずかに悪化傾向を強めた。製造業、運輸業で大きく改善し、サービス業、建設業、不動産業ではわずかに改善がみられたが、卸売業、小売業、飲食業で大きく後退した。総体としては足踏み状態が続いている。
業況判断指数は全業種でマイナス55と前期(4月〜6月期)のマイナス50から5ポイント下降し悪化傾向を強めた。製造業はマイナス40と前期のマイナス52から12ポイント上昇し悪化傾向を大きく弱めた。
非製造業はマイナス58と前期マイナス50から8ポイント下降し、前期に続き悪化傾向を強める結果となった。
売上額はマイナス34と前期より5ポイント下降、収益もマイナス38と前期より1ポイント下降し、いずれも減少傾向を強めた。価格面では販売価格が前期より1ポイント下降したがマイナス24とほぼ横ばいに推移し、仕入れ価格は12と1ポイント下降し上昇傾向が少し弱まった。資金繰りはマイナス45と1ポイント下降し、依然窮屈感が強い状況が続いている。
業種別の業況は、製造業でマイナス40と前期より12ポイント上昇し悪化傾向を弱めた。卸売業はマイナス49と15ポイント、小売業はマイナス72と18ポイントと大きく前期より下降し、どちらも2期連続悪化傾向を強めた。
飲食業はマイナス68と12ポイント、サービス業がマイナス43と8ポイント下降しこちらも悪化傾向が強まった。運輸業はマイナス54と27ポイント上昇し、前々期の水準に戻った。建設業はマイナス49と6ポイント上昇し3期ぶりに悪化傾向を弱めた。逆に不動産業はマイナス56と7ポイント下降し3期ぶりに悪化傾向が強まった。
経営上の問題点としては、「売上げの停滞・減少」が69%と3期連続同じ結果となった。「同業者間の競争の激化」は41%と1ポイント下降し、「利幅の縮小」は38%と3ポイント上昇した。
来期(10月〜12月期)の景況は、運輸業、建設業で暗さを増すが、他の業種では改善の兆しがみられ、全業種総体では明るさが増すと見通した。
業況判断指数はマイナス47と今期に比べ8ポイント上昇し悪化傾向を弱めるとみている。
売上額は8ポイント、収益は10ポイントそれぞれ上昇し減少傾向を弱めるとみている。価格面では販売価格が10ポイント下降傾向を弱め、仕入れ価格は1ポイント上昇傾向を弱めるとみている。資金繰りは9ポイント緩和するが、窮屈感を脱するほどの勢いはないと予想した。
業種別の業況判断は、卸売業、小売業、飲食業、サービス業、不動産業で悪化傾向を弱めるとみているが、製造業は横ばい、運輸業、建設業では悪化傾向を強めると予想している。
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