第1回いわて起業家博が4日、盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで開かれた。主催は同市上田の営業・企画支援のオネット企画(小野節子代表)。同博には県内の起業家、個人事業主ら60人が出店し自分たちの取り組んでいる仕事や開発した商品、サービスなどをアピール。起業家らの熱い思いを発信した。
出店業種はガーデニング、飲食、農業、住宅、ネット、サービス、デザイン、医療などの分野。起業2年目から10年以上のベテランなどがブースに並び、来店客と商談するなど、販売促進などにも力を入れた。
八幡農研(八幡平市)の赤坂栄社長は起業2年目。自家製トマトジュース(缶)を展示・販売した。薬、化学肥料を使用せず栽培した食用トマトだけで作った。1本200円で、ケース(1箱30本入り)単位で販売している。
赤坂社長は「もともとは農家。本物のトマトジュースを飲んでもらいたいために製品化した。作ったはいいが販路を考えていなかった。だからまだ市場に出ていない。この場で買う人に会いたい。盛岡市内で販売したい」という。
板垣農場(石鳥谷町)の板垣光彦さんは、特別栽培米と有機栽培の「ひとめぼれ」を出品。「特別栽培米は減農薬化学肥料で、有機栽培は無農薬化学肥料でわたしが育てた米。安心で安全、そして味にも自信がある。地元の人にぜひ食べてもらいたい。今月からいわて生協でも販売する」と自慢の米で炊いたご飯を勧めていた。
ガーデン具林の後藤正治さんは起業2年目のガーデニングプランナー。ハウスメーカーなどでガーデニングの仕事をしており、その経験や技術を生かすために起業した。「なかなかうまく進まない。新たな展開が必要。中古住宅の販売時に庭を直しておけば中古住宅の販売にもつながるのでは。草ぼうぼうの庭ではよくないのでは。庭の手入れなどを考えている家主と直接コンタクトを取れるようなルートもほしい」と、会場内で新たな展開を模索していた。
企業組合コンシェルジェ(盛岡市)の吉田征子理事長は、12月から改訂のHPを紹介していた。企業からの調査と口コミ会員(さくら隊)の調査への参加をスムーズに結ぶシステムを開発し12月から実践に移す。
吉田理事長は「当HPに関心を寄せた人と午前中から話を進めている。起業博に参加してよかった。民間ならではの企画。次回もぜひ開催してもらいたい」と話していた。
刺しゅうやハンガリーのクッキー、ハーブペレットを販売する起業家や個人事業主らのブースにも人が集まり、商談していた。
この日は、いわて起業家大学講師の福島正伸氏の講演会や交流会なども行われた。小野代表は「みな熱い思いを持っており、多くの人に知ってもらい、商談のきっかけができればと企画した。次回はさらにたくさんの人に参加してもらい、マッチングまでしたい」と力を入れている。
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