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山崎カツさん(右端)、志田順悦主事(右から2番目)と「ふるさと創作サークル・おっほ小学校」のメンバー |
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イーナトーブおっほ展が20日まで、盛岡市南青山町の市西部公民館(伊藤義博館長)で開かれている。「おっほ」とは方言でフクロウのこと。岩手町の北山形公民館、南山形公民館が、地域発信のイメージキャラクターとして取り組むおっほ人形約40点を展示している。
会場に一歩足を踏み入れると、そこは「おっほ小学校」。一張羅に身を包み、緊張ぎみの人形たちを配した「入学式」から、そろいのえんび服に本物の楽器を持った「芸術祭」、浴衣や麦わら帽子姿の「夏休み」などさまざまな情景を表現。
人形は牛乳の運搬缶を使った高さ105センチの大作から、20センチの小さなものまで多彩。背景には人形を制作した岩手町東部地区の人びとの姿や自然を写した写真も展示。会場となった「イーナトーブギャラリー」は「いいなぁ東部」から名付けられている。
おっほ人形を考え出したのは町内の主婦、山崎カツさん。2002年、小学校の文化祭に出品するものを作ってほしいと孫から依頼された。ちょうどそのとき、裏山で「おっほー」というフクロウの声が聞こえたことから、人形を作ってみようと挑戦した。
声は聞いても、実際に見たことは一度もないという山崎さん。自分の中でイメージを膨らませ、自宅にあった古布を縫い合わせて1組のおっほ人形を作り出した。
文化祭当日、両公民館の志田順悦主事が偶然目にしたことから、急展開。「おっほ人形を東部地区のイメージキャラクターにしよう」と公民館事業として活動を開始した。
山崎さんを講師に、地区内各地でおっほ人形の講習会を開催。たくさんの人形ができたことから、03年初めに道の駅で展示会を開催。感想ノートにはたくさんの書き込みがされ、反響が大きかったという。
活動は今年の2月、公民館事業から独立。山崎さんを校長に、9人のメンバーで「ふるさと創作サークル・おっほ小学校」を創設した。メンバーのほとんどは農家の主婦のため、活動は農閑期を利用。アイデアを出し合って、さまざまな形の人形づくりに取り組んでいる。8月には同町の特産品として認定され、町内の道の駅で初めて販売された。
志田主事は「普通の主婦のたった1組のおっほ人形から出会いが広がり、地域の外からも望まれる人形に育った。東部の良さを広めるきっかけにもなり、誰でもやればできるんだという自信につながった。おっほ人形は岩手町の看板になり得ると思うので、縫いぐるみだけでなく、キャラクターとして育てていきたい」と話していた。
今展は西部公民館が昨年度から取り組んでいる「北東北3県公民館活動作品紹介展」の一環。4月の青森市中央市民センター「津軽たこ絵展」、6月の秋田県北秋田市中央公民館「縄文野焼展」に続く第3弾で、本県を代表する。北山形公民館は地域活性化の取り組みが評価され、昨年度、県社会教育連絡協議会から優良公民館として表彰されている。
午前10時から午後5時まで。月曜日は休館。
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