2005年 11月 7日 (月) 

       

■ 〈校長室の窓から〉21 野口晃男 廊下で先生にしかられている子

 体育館に向かう廊下で、先生にしかられている子がいました。
  そばを通りながら、先生の口調から察するに、しかってはいるけれど怒ってはいないなと思いました。

  後で聞いてみますと、学級のみんなが教室からきちんと並んで体育館に向かっていたのに、この子は走ってしまったというのです。

  体育館や音楽室や理科室や図工室や家庭科室や図書館への移動は、ほかの学級の迷惑にならないようにと、静かに歩行するのが常識です。

  これが休み時間であれば、廊下を走らないのは、危険を未然に防ぐためのきまりでもあります。

  常識やきまりというものは、普段から指導していなければ、なかなか身に付きません。

  もし、より効果的に指導するなら、そのことが常識でありきまりであるための理由をつけて指導することになるでしょう。

  今も、将来も、常識が身に付いていないことによって受ける恥ずかしさは、すべて子供が受けることになります。

  今、子供たちに、常識ともいえる基本的な生活習慣が身に付いていないとすれば、それは大人の責任です。

  わたしたちは、褒めることのできる大人であるとともに、しっかりとした考えを持って、子供のために子供をしかることのできる大人でありたいものです。
(盛岡市教育相談員)

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