2005年 11月 7日 (月)
■ 天然の巨岩に「結いと和の郷」刻む 玉山日戸農協が記念碑
建立された日戸牧野農業協同組合創立50周年の記念碑
玉山村の日戸牧野農業協同組合(壽俊男代表理事組合長)の創立50周年記念碑の除幕式は6日、開かれた。組合員、来賓ら約80人が参列し、幅6メートル、高さ5メートルを超える天然の巨岩に「結(ゆ)いと和の郷(さと)」と刻まれた記念碑がお披露目された。天峰山中腹から西に岩手山と北上川を見渡せる現地が、人々の憩いの場になるよう願いを込めた。
記念碑は同村日戸地内の県企業局岩洞第一発電所、1万本のオオヤマザクラが植樹された桜の名所づくり敷地を村道沿いに上がった天峰山中腹にある。
プレートの刻まれた巨大な花こう岩は地元で「ごま石」と呼ばれ、村道のルートをう回した原因にもなったほどの大きさ。晩秋の草木に彩られ、荒々しくも自然の温もり漂う山肌に突き刺さるようにそびえ立っている。
同組合は1954(昭和29)年9月29日に設立された。もともと地元の放牧地として活用してきた共有地だった。飼育する家畜が馬から牛に代わるなど時代の変せんを機に、土地の切り売りを防ごうと当初組合員72人で組織された。保有面積は天峰山から発電所までの約350ヘクタールにわたる。
同日午前は晴天に恵まれ、現地では西にかすみに包まれながらも岩手山が姿を見せ、北上川沿いの村の平野部が一望できた。東側の天峰山のりょう線もくっきりと見えた。
壽組合長や歴代組合長ら組合員、工藤久徳村長、邨野善義企業局長らが除幕をした。
壽組合長は「碑文は互いに助け合い、仲良くやってきたわれわれの精神を今後の発展につなぐよう願った証。幼いころから親しんできた山、眼前には雄大な岩手山、北上川を眺めることができ、1万本のオオヤマザクラの色で染められると本当にきれい。この地を環境整備し多くの方にこの見晴らしを堪能してもらえたら」と願った。
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